平塚囲碁祭り指導碁の方へお渡しした詰碁の解答です。
解説は無し。図で理解を。第一問詰碁は私のお気に入り。
参加された皆様、本当にお疲れ様でした。<(_ _)>
Kさんお待たせしました。ようやく平塚囲碁祭り指導碁を終えた所です。
幽玄の間指導碁の良い点は棋譜が自動的に保存されること。内容かなり
忘れているのでじっくり振り返ってみます。平塚囲碁祭りでお会いした
Sさんとの三子局はこの次に予定。では開始。
白1小目にいきなり黒2ツケ!もう驚かなくなりました。
普通のカカリだと白はいろいろハサミ選べるがツケられると
打つ手が限定される。白に地を与えても簡明になりやすい。
対し白aハネが本道だが 調子与えぬ白3ノビを採用。
黒4、6は研究か。密着されると白手抜きしにくく黒12まで
形決まっていきます。これ以上相手は否と白13ワリウチだが
黒14~20まで手厚く隙を見せない。以降黒26までと進行。
私とは三子四局目くらいだが手慣れたベテランのようです。
左上黒マゲは要点です。上辺黒1を急ぐと白2と逆に
打たれる。ハネは切られ戦いになるが白持ち。黒5まで
ノビれば確定地多いけど左側白模様は膨大で黒が怖い。
左下の応接は良いと思います。黒5は白イとノビさせ黒ロの
予定でしょう。それを決めると下の白補強が必要になるので
ここで一段落との顔をして右辺白6を急ぎました。黒7は
K氏らしさで根拠に辛いですね。白8トビに黒9トビ。もし
黒9で黒aなら分断しなかった。誘われた感じ受け白10と
分断したがやり過ぎだったです。白10では白b、黒c、白dが
柔らか態度で適切。白10は三々味も無くしメリットも少でした。
黒3で黒4を予想していたが黒5、7分断は厳しくなかなか
でした。鍔迫り合い亜が続くが右下黒ケイマが働く進行に
なっていきます。本局のK氏は作戦上手の印象。
◆黒19、21に段バネは当初調子に乗ったなと思ったけど
豪の好手だったようです。(実戦進行を見れば一目瞭然)
白1~7と黒を分断したけど黒8まで動じず厚い姿。序盤の
▲手厚さが見事に活用しています。気合の白9に黒10、12と
全く臆しない。初勝利へ向けての気迫感じた瞬間です。
数手進行した場面から。ここは普通に黒1ツギが良かった。
中の白種石取られぬよう白2と打つよりないが先ず黒3を
先手で利かす。(白4が最善の受け)そこで待望の黒5
カカエに回れました。白a眼取りが少し気になりますが・・・
白1眼取りは無理。わかりやすく黒2、白3を決めて
黒4と出れば良い。以下白9に黒10を見て白ガックリです。
前図とかなり様相が違う。黒イ・ロ連打が黒の利点だが
白A種石抜きと白B打てたのが白の利得。この手は白1、
黒2、白3というおまけ好手段も生んで白に嬉しい進行。
白5アテに黒ツギで生きているけどかなり辛そうに見える。
これからじわじわ追い上げようと思っていたのですが。
◆K氏勇気ある。コウを仕掛けるのです。その結果は・・・
結果、左下は黒がコウに勝ち右下は△まで白が得しました。
黒がコウに勝った利益の方が左辺白地に影響し価値高そう。
続いて実戦は左辺へ仕掛けられました。ただ右辺黒1トビが
紛れなく大きなヨセでした。左辺は白4と黒5の点が見合いで
大きくはなりません。もう勝勢なので兵を引いて良かったです。
◎最後に一波乱が起きて逆転されたのは残念。しかしこの内容は
自信持って良い。三子初勝利年内達成を期待しています。