会長の棋風は信念強きスタイル。細かい地の損得よりも自分らしさを
優先され簡明なワカレが得意。気が付くと私は導かれています。画像を。
右下白がスベったところ。互先だと黒の根拠を奪う堪らない好点ですが
会長冷静な一手で返す。実と虚の交換なのでそのときは満足したが・・・
白21実利に黒22とは鷹揚です。でもその一路下へ白が
ケイマで煽る手を防ぎ上の白勢力を削いでいて将来に
役立つかで評価したい。白27打ちこみに黒28は白31を
促し攻める目的か。それを白29とかわしたら黒30!
これは蟹バサミで実利手。この変わり身も持ち味です。
白1大高目に黒2とツケた方は碁界初かも。対し白3上
ハネは気合だったが正しいのは下ハネかも。黒4、白5、
黒6の進行は黒が楽している感じで白7スベリまで実戦
です。次は黒8の単トビが軽かったでしょう。白9なら右上
左下どちらの黒Bでも足早です。黒イ、白ロは無しが軽い。
左下白三々や右上白三々にも手堅く応じられました。
見ての通り簡明局面の様相です。白1、3は×断点を
気にさせて白模様拡大を目論んでいましたが黒4反発。
大人しい態度が続いていたがここぞというときは否と
主張されるのです。黒の出に白受けにくく勢い変化へ。
白1、3はキカシ目的。黒aツギを期待しています。
それは白イ、黒ロ、白ハで▲をシチョウで取られる。
不満と見た佐々木会長は・・・
黒1抜き。白2アテに黒3反発で黒7まで振り変わりと
ました。ほぼ互角でしょうか。白10と上辺ヒラいたとき
黒12はお付き合いに見えたけど白手抜きしたため後に黒イ、
白ロ、黒ハの好手段で凹まされます。白12と黒13は見合い。
ここまで白いくらかはポイントを得ているがぴったり差を
計られている感じ。白14にどう黒が打つのが良いか。
その前に黒3に触れます。
気分はアテだけど白イ、黒ロ、が予想されるならば
黒1出が適していました。白ハなら黒二で満足ですね。
実戦は右上白オシに相手したが無視し天元黒1は如何。
白2ハネは先手だが大したことない。右下白4スベリは
大きいけど黒5とさらに連打。この二点は見合いですね。
最後はヨセ勝負になり白が残りましたが黒が得した場面を
画像でお見せします。
辺の黒ツケにハネ出して這ったのですが黒に出て来られ損しました。
辺を受けないと白二子取られますが中も切られると白二子取られます。
黒の二線ツケにオサエが冷静でした。白の反省です。
◎お疲れ様でした。11月の研究会もよろしくお願いします。