S氏とは久しぶり。二子は私が分が悪く先は下手がまだまだとなるでしょうか。
本局は持ち味の中央感覚はあまりで出現しなかったけ 序盤の手厚さを活かす
積極性をじわじわと進めていたと思います。
先ずS氏感想の打ちたかった『幻のモタレ攻め』を画像で。
白△抜きまで実戦。ここで普通の黒1ツギが良かった。白2とヒク予定だったが
すかさず実戦で打たれた黒3を卒なくキカシます。白4と受けたときに黒5ツケが
打ちたかった手とのこと。上の白一団へのモタレ攻めで厳しそうです。
◆この進行は左下の黒厚みが活躍しそうで惜しかった。では序盤から。
黒5~13と堂々。白10、12や左上白14にも黒15~19と
手厚い。私は実利派なので白持ちだが将来への戦いに
必ず働くとの自信の表れ。左上を急ぎ白×と切らせる策も
あるがS氏の棋風ではない。白26まで互角の進行です。
右上黒1カタから黒3ツケ。上辺へ打ち込むための準備。
白2や4で別法もあるが白10まで治まり不満ないと判断。
完璧生きは下の白への安心へ繋がる。黒13打ち込みから
トビトビ進行は天元占めて気分は白良し。次に安易な
黒イなら白ロ。安心し右上へ白から三々が打ち易くその
進行は左下厚み働かない。すると黒19。白20受けには
黒21。利かしで先手補強が目的。良い手でした。
白1なら無難でした。ただ黒2が良きオサエとなります。
白3なら黒4ノビで▲補強し一人前の姿。白地に対して
黒イ、白ロ、黒ハの味がかなり残る。白不満と見ました。
白仕掛けます。希望通り白7まで進行。黒イかロか。
黒×は良くないと思います。なお黒2では上オシや
黒4サシコミなどこの図を避ける変化あったでしょう。
最強は黒1だけど白2、4と戦う。黒怖いと思います。
あっさり捨てるとは思わなかった。黒5が間に合わせ感ある
補強なので白満足です。ただ黒7の攻めに賭けたのですね。
左上で黒二子取って得したのだから謙虚に白1など中の
白補強を第一とするべきでした。黒2なら白3。右辺の
黒キカシを気にしたけど黒イなら白ロと受けてそれ以上
黒から得は無い。この進行は左辺△を黒は急ぐことになる。
黒2で工夫するとは思うが中の白×薄みあるのでそれほど
怖くない。実戦はやり過ぎて黒の豪手段喰う。
白1ツケコシに考慮されていたのでもしやと危惧。やはり
黒2~8でした。三子捨てて白一団への攻めを主張ですが
勇気ある。実際良い手で白ツケコシはやり過ぎでした。
このような進行を想定しツケコシ選びました。白×を
含んでいます。本当に私は欲深く自分勝手です。
苦肉の策白1、黒2を決めて白3三子取り。黒4、白5の
後に苦しくなるのを覚悟しました。すると黒6?これは
嬉しかった。白7キリから必然の進行となるが白三子を
捨てる策が生まれたのです。白11オシに黒aは白×あり。
黒は一番普通の手が良かった。それが冒頭画面です。
中の白三子捕獲が黒の利益だが×味を見られ美味しくは
なかったはず。左辺黒9が最大手でこれからが勝負だが
右上白10三々が強気で打てる。白も手応えある進行です。
冒頭画面の方が▲厚みを最大に活用していました。
この後コウ争いで振り変わりとなり・・・
白△ツギを見て投了されました。中がうまくいかないと見ての潔さ。持ち時間も
わずかだったので止む無しとの判断。もしこの後打ち継いだらどうだったか。
黒1ツギが最善手。白△ツギは利かないので左下白2、4カミ取りを選びそう。
以下のヨセは最善か自信ないのですがある程度順当。この進行だと地合いですが
黒が少し厚いと思います。
◎序盤は少し地にあまい進行でしたが白のやり過ぎを捉え手厚さを活かした場面
素晴らしかった。冒頭画面の進行になれば・・・本当に惜しかったですね。
また次回。よろしくお願いします。