研究会指導碁は残り二局。栗林五段四子局を解説します。
初参加の新崎さん御待たせしますがじっくり作成するので
楽しみにして下さい。先ずポイント画像を。
白17まで文句なしの立ち上がり。次に白５動き出しが
気になりますね。実戦は味良い黒ａ抜き。お勧めは・・・
黒３ノビが互先手だがその前に黒１コスミをキカシたい。
白２を省くと黒イが成立し白ロ、黒ハで眼形無くなります。
ノビの守りは右下白への打ち込みも厳しくなり一石二鳥。
黒１抜きは責めません。ぬるいけど味良いのが利点ですから。
ただし黒１と打ったら付近の×は当分打たないとの気持ちが大事。
そこに黒石打つと凝り形になる公算高い。もし白△へ黒ａと
打ちこんだら黒１を高く評価します。
以下黒17まで先ず先ずですが黒17トビでより積極的なのは・・・
黒１、３のツケノビ進出です。白４に黒５と守る調子も良い。
※なお白８と来られてからの黒９ならば凝り形でありません。
Ａ加わった▲はかなり頑丈。白８で間を割るのは歓迎ですね。
白45に黒46受けがぬるかった。黒48は喝！
力ついて来ている栗林さんなので強く伝えます。黒１が正解。
白２なら黒５と受けて良いのです。その前に黒３、白４と
一本キカシたら白は重くなった姿を認識するでしょう。
右の白×が心細そうですね。目に焼き付けて下さい。
へばりつき白一子は存在しない石と考えて良い。ならば
最大実利右下黒１、３ハネツギ。白４は黒５でも黒Ａでも。
この場面で一子助ける方がいたらレベル低いなと思って。
中を白△と打たれた影響で左上黒が心配になった気持ちわかる。
黒３、５に白６と追及。黒７はあまい受けで白８オキが厳しい。
ただ黒９！お洒落な受けですね。白10に黒11がセット。
土壇場で発見したとのか知識か、とにかく鋭いです。
ヨミが必要だが黒１ヒキが良い手。白２と攻めたら黒３と
アテ。白４ツギに黒５が鋭い。白６、８には黒７とワリコミ、
白９に黒10。これは痛快ですね。白２で上辺受けたら黒２と
味良く生きて満足。ただヨミに自信ないと黒１は打てません。
◎厚い箇所は省くを心掛ければ四子勝利は近い。11月は
11日と25日が研究会日です。よろしくお願いします。
