池袋教室新加入M氏指導碁

序盤競り合いの場面(白番)

                           左側で接触戦。天元役立っています。次に白は一子抜き。

    中盤までの棋譜:左上次の黒94手目が肝要でした

        いろいろありましたが上の白一団薄く心配な姿。ただ白は

        ここから猛烈に追い上げていきます。

左辺出切りで腕力診断

           右下黒14隅守りははちと堅め。天元があるのでツケノビ

        など外へ進出すれば積極的。右上白15、17ツケ二段に対し

           黒16~24までの対応は厚く良し。左側白27打ちこみには

        黒28、30ツケノビから黒34守りとなかなかのリズム。

                            ◆では力試してみようと白35、37出切り敢行。

実戦:難しい展開へ

        切られた時にアタリは取れないときは片方を弱くします。

        黒1、3追いかけは良くない。黒5マゲで助かるが白6

        ハネが厳しくなっています。黒7は一間トビが形でした。

戦いのための本筋補強(形)

        出切りされたときの基本・模範的打ち方を示します。

       『一間補強』が基本の形二目の頭叩かれた二子のほうを

        優先し黒1が良いでしょう。白2ノビに黒3一間も形

        白4ケイマには黒5タケフがワリコミ防ぐ良い手です。

                           ◆このリズム覚えると実戦に必ず役立ちます。

実戦:腕力度合格

        切られて苦しい姿だが黒1から動き出し黒9までヨミと

        腕力合格です。白10抜きで下に弱点生じているが中を

        優先した判断も良し。黒11~15は少し露骨だが黒17と

        肝要の守りをされました。天元が宅立ち活躍しています。

        白18、20は心細い姿だが黒模様削減目的。ここで・・・

一間連絡なら盤石でした

        普通ですがI間を黒1補強なら安全でした。白2補強には

        黒3と一子分断し迫って好調。実戦は危険になったけども

ヒキが賢明で適切

          中を白に割られて一瞬窮地に陥りましたが何とか危機を

       脱出しました。白は左下を稼ぎ左上三々と獅子奮迅で追い 

       上げています。ここで左上黒1が一番堅く賢明でした。 

       繋がる手が白を割って攻めになる。白2補強は省けないので

       悠々黒3、5ハネツギをキカシ先手取得。右下ですが黒7が

        大ヨセの好手。白から打たれるのと比べ黒13まで20目近い

       利得で形勢もかなりリードですね。実戦は黒一子を取り込まれ

       差がぐっと縮まりました。  

       ◎ヨセまで打ち教室のバランスを検討し三段で打って頂くこと

       になりました。野村師範代との三子局は好勝負だったです。

       教室で楽しく上達目指して下さい。よろしくお願いします。