下じょ会新崎氏四子局。後半に鋭い切り違いを決行。
模様削減に役立てたが死活に転換すればどうなったか。
かなりのヨミ力必要だが・・・その場面を画像で。
左上白を取りきる(コウ解消)かなと思っていました。
その時は 右側を固め確定地にし地合い黒大変。すると
右上へ黒1ツケ。もう諦めていると思っていたので緊張。
最高のタイミングだったかも。この手が成功すると黒に
死んだふり作戦されたことに。白ハネを選んだが・・・
黒1切り違い好手。上手にも臆せず放つ心が大事です。
外へ逃がしたくないと白2、4と対応したが最善では
無かったか。黒AかBかの分岐点。解説は後半に。
久しぶりの高い白1ワリウチ。対しアマは90%以上の確立で
黒2。この一手です。白3カカリは白1を戦いで活かそうが
目的。すると黒4の三連星。左上ケイマ受けならば穏当だが
強気態度良し。白5三々は根拠奪い攻める意図。
ここで堂々と対応するか柔で打つか、いろいろありそう。
相手せずという発想を紹介します。△無視し黒1ツメ。
白2と連絡されるが黒3ケイマ。左上黒捨て石作戦。
白は直ぐに左上を地にはしませんが三連星二つ活かし自陣
拡大で白侵入を誘い主導権を握る。参考にして下さい。
黒1~7と強い態度。途中黒9オサエは柔。ただ白は
連絡せず白10と黒の攻めを選ぶ。黒11~白14のとき
黒15が重く白16、18と封鎖されてしまった。黒19で
活路はあるけど守勢になった実戦。黒15では・・・
外へ進出し白a、bを分断するならば黒1が最良の位置。
白2ノゾキは黒3とツイで良く、白4には黒5とスムーズ。
割れた二ヵ所白は強くなく黒打ち易かった。
黒1は白3ツギと変われば利かし。白2封鎖は反発です。
黒3切りも気合で白16まで白生きたのを見届け黒17と
戻したのも正しくうまく打たれています。切り替えようと
左下白18へ転身したときに黒19!この手はキカシ目的だが
混沌とした局面へとなった要因となりました。
左上を何か気にされたと思うが右辺黒1守りが急場でした。
白2、4は黒5と受けてコウになりません。△厚み活躍を
手厚く守ることで削ぐ。他の黒イやロでも良かった。
受ければ堅いがチャンスもらったので白1、黒2で手抜き
作戦を選択。左上隅は黒から二手打たれたら取られるけど
白3打ち込みはそれ以上の魅力に映りました。
冒頭画像解説。左下白△カケツギしたとき右上へ黒1ツケ。
もう黒×は捨てたと思っていたので驚きつつ白2と応じたら
黒3切り違い。相当な手だったようです。白4、6対応は
あまかったか。実戦は黒×諦め黒7、9を選択し白安堵。
白12まで中の白地つき具合が勝負の終盤戦へ。
黒1~5と生き目指す手段がありました。黒9まで。
意外なほど眼が厚かったのです。これは黒勝勢。
序盤左上に触れます。外の黒1サガリなら先手でした。
白2手入れとなる。そこで黒3も調和的で面白そう。
もし左上手抜きし 白2と打てば黒3と静かな対応がお勧め。
白4と応じたら左上を取りに行きましょう。黒a(5)の
ホウリコミが好手。白6取りに黒7オキ。以下黒11まで。
これは有名な高段死活。次に白aとツいでも『隅のマガリ4目に
なりうる形』※回りの黒が生きているので白死となります。
◎お疲れ様でした。また来月よろしくお願いします。