野波三段指導碁・椿事!最後まで白気づかず

        池袋教室・野波三段指導碁ですが作成開始に気づいて驚く。

        それは・・・先ず画像を。

▲の時点(形勢は黒リードだが小)

   棋譜・左上置石は小目で開始(白1黒88

        戦い起きぬ穏やかな一局。黒が大損した箇所は見当たらなく

        双方似たような手段も。黒のあまい手・ぬるい手に白は徐々に

        差を詰めているが現段階ではまだ地合い・形勢黒が良い。

        「経験から普通はもっと黒がリードしているはずだが・・・」と

        首傾げていたが・・・判明。春の椿事です。

四子対局(一隅小目)

三面指導碁ですが開始前一隅は小目にして下さいと依頼。野波さんは左上へ小目選択。そこで白カカリと開始したが・・・本当はここで私が『六子なので後二個を。」と

伝えなくてはならない。しかし気付かず進行。違和感全くなかった。

立ち上がり

       左上での黒打ち方があまい以外は普通四子局と変わらない。

       むしろ白が部分に拘り遅れている感も。白11に黒12、14は

       少しアドバイスしたが完璧早治まりが理に適っています。

カケツギが安定感で勝る

        黒1カケツギが定石。眼が厚いのが利点。白2ヒラキなら

        堅い黒▲でも良いけど黒A~Dが現代的ですね。実戦手は

        急に指導碁で小目を採用となり緊張が打たせたと察します。     

隅の地に辛くが最適

        大ゲイマにツケられたときは辺を見てオサエる方向を

        決めます。▲二つもあるので地に辛い黒1を選びたい。

        以下は想定。白は安定するまで時間かかります。  

オサエの方向(右下)

       左下は白10まで白治まり形だが隅受けず黒11ツメが素晴しい。

       なるべく上手の手について行かないこと。上達に繋がります。

       右下白14三々~白30まで白にポイント。模範例を次に。

実利へ先着で差をつける

       今度は右辺を見てオサエ方向を決めます。白コスミヒラキは

       堅く丈夫なので黒1で手を打つのが良かった。白2連絡に

       先手が取れます。黒3ツメが最大。白4の消しなら相手せず

       左下白へ黒5~9とキカシに向かう。次に隅連打されると

       哀しい眼生き。白12まで仕方ない。そこで黒13と勢力点へ。

       ここまで打たれたら20目はリードで相当強い四子。でも

       実戦の外オサエは積極性の表れ。その姿勢良しです。

       ◎お疲れ様でした。そして置石気づかず失礼しました。

       しかし四子でここまで打てたことは本当に立派。今日の

       研究会もお世話になりますがよろしくお願いします。