池袋教室・野波三段指導碁ですが作成開始に気づいて驚く。
それは・・・先ず画像を。
戦い起きぬ穏やかな一局。黒が大損した箇所は見当たらなく
双方似たような手段も。黒のあまい手・ぬるい手に白は徐々に
差を詰めているが現段階ではまだ地合い・形勢黒が良い。
「経験から普通はもっと黒がリードしているはずだが・・・」と
首傾げていたが・・・判明。春の椿事です。
三面指導碁ですが開始前一隅は小目にして下さいと依頼。野波さんは左上へ小目選択。そこで白カカリと開始したが・・・本当はここで私が『六子なので後二個を。」と
伝えなくてはならない。しかし気付かず進行。違和感全くなかった。
左上での黒打ち方があまい以外は普通四子局と変わらない。
むしろ白が部分に拘り遅れている感も。白11に黒12、14は
少しアドバイスしたが完璧早治まりが理に適っています。
黒1カケツギが定石。眼が厚いのが利点。白2ヒラキなら
堅い黒▲でも良いけど黒A~Dが現代的ですね。実戦手は
急に指導碁で小目を採用となり緊張が打たせたと察します。
大ゲイマにツケられたときは辺を見てオサエる方向を
決めます。▲二つもあるので地に辛い黒1を選びたい。
以下は想定。白は安定するまで時間かかります。
左下は白10まで白治まり形だが隅受けず黒11ツメが素晴しい。
なるべく上手の手について行かないこと。上達に繋がります。
右下白14三々~白30まで白にポイント。模範例を次に。
今度は右辺を見てオサエ方向を決めます。白コスミヒラキは
堅く丈夫なので黒1で手を打つのが良かった。白2連絡に
先手が取れます。黒3ツメが最大。白4の消しなら相手せず
左下白へ黒5~9とキカシに向かう。次に隅連打されると
哀しい眼生き。白12まで仕方ない。そこで黒13と勢力点へ。
ここまで打たれたら20目はリードで相当強い四子。でも
実戦の外オサエは積極性の表れ。その姿勢良しです。
◎お疲れ様でした。そして置石気づかず失礼しました。
しかし四子でここまで打てたことは本当に立派。今日の
研究会もお世話になりますがよろしくお願いします。