先ず対局画像に軽いコメントを添える程度で紹介します。
二子置く森永さんが次に打たれたのは白模様で黒を安定させる良きカケツギ。
ここはうまく打たれたようですが左辺折衝でポイント得た下川さんの勝利。
【黒番】左上で黒が攻め合いを挑んだようです。どうなったかは不明だが黒勝利!
白が少し強引だったようだが吉川さん緩まず頑張っています。結果右上隅の黒は
取られたけどこの後の戦い頑張る。野村さんは初の二面打ち(小林三段)だったので
見損じもあり微細だが吉川さん初勝利です。総合的な強さの三段十分ありそう。
今、黒が打った手は上辺中央へのナラビ。堅ツギならお手本だったがもっと働く
手を打ちたかったと思います。力あるか試してみました。
小林さんとの六子局左辺を白がツケヒいたときにさっと隅をオサエられました。
そこを白が打っても黒はぎりぎり生きているが手厚い一着で感心しました。
今、黒が打った手は上辺中央へのナラビ。堅ツギならお手本だったがもっと働く
手を打ちたかったと思います。本当に力あるか試してみました。
今回この中から『吉川氏六子指導碁・中盤』を解説したいと思います。
左上を見て下さい。一間受け三々定石ですが黒がケイマの突き出し打っています。
先手ですが白を固め損。決めた為に上辺止めにくくなっています。他の場面でも
あったので『先手だけの目的でケイマの突き出しが不可』と強く伝えました。
黒3はおっと注目しました。黒a堅ツギが本手で100点だが
右の黒鉄壁厚みを信頼した頑張り手。では試験と白4切り。
右辺黒1~9折衝はほんの少し地にあまいけど手厚く良し。
下の白切りに最強抵抗し強い。白28逃げに黒は分岐点。
このような時に右下黒×、白a交換が響いてきます。
黒1上アテは白6まで連絡され黒四子捕獲されます。もし
黒イと白ロ交換がなければ・・・
ケイマの突き出しを打ってなければ白連絡は不可。黒1~
黒5まで白を取ることが出来ます。
強い三段か普通か今一つかの試験です。黒1~5まで正解。
黒番次の一手は?
黒1マガリが正解。形は空き三角風ですが一番手数が伸び、
白に取られない効能あります。白2なら黒3補強しましょう。
白4、6とゲタにするくらいだが黒7と封鎖した白を攻めます。
中の白もまだ一眼しかないので攻めが残る。満点の図。
私から見た盤面画像。種石取られたので65点くらいか。でもその後、右下白を
厳しく攻めて今、二線のハサミと追及中。芯が強い碁だなと確信しました。
◎野村さん、森永さんから強いとの感想があり試験的意味合いの指導碁でしたが
教室内の段位は強三段と認定します。よろしくお願いします。