研究会・加藤六段三子局

 本局加藤さんからの依頼でノートパソコンに入力しながらの指導碁となりました、

 初で慣れていないので盤への集中が今一つだった場面あったと思いますが記録し

 反省とAI活用検証が目的。その姿勢は必ず上達に役立つと思います。

雄大黒模様場面 右上コスミしたところ【白番

立ち上がり・早くもカタ!

        左上黒8二間は三間が普通。入力に気を取られたうっかりか

        工夫かは不明。白9カカリにコスミツケやハサミ予想したら

        出ました。18番のカタ。堂々白イか穏便白ロか・・・考慮。

 堂々は少し怖い(シチョウ黒良し

        白1、3出切りが最強です。ただシチョウは黒良しだし

        黒の勢力圏なので黒4、6と抵抗されそう。なので・・・

実戦進行・第二弾のカタ!

        白1~5と柔対応しました。選んだ理由は左上黒二間が

        緩み姿なのもある。でも黒8まで素直な厚み形成は堂々で

        加藤さんらしく良いと思います。そして黒10カタ第二弾。

        流石に今度は下這いにくいので・・・

白打ち込みにどう攻めるか

       右下は▲差し上げ大きな白地献上し黒は外勢築いています。

       部分的に白満足だが全体的には方針合っています。

       白1カカリに黒2はAI第一候補二線スベリを防ぎ機敏。

       黒4は加藤さんの持ち味自由な発想。白5に黒6二間トビは

       スケール大で夢膨らむ。ここは善悪で計りたくない。

       白7に黒8は白を強くし良くない。単に黒10が正着。

       猶予ならずと白11打ち込み。ここからが黒は大事です。

黒1・5・9、AIと一致

        黒1はAIと一致。白2に連絡拒否の黒3は一路下も

        ある実戦は白の奥の手残る・それは後ほど)黒5も

        AIと同じ。は第二候補で下突き出しもありました。

        黒9は絶対の急所でAI一致。黒11も第二候補で最強は

        中を止める手のよう。でも白11煩いので良いと思います。

        白12遁走。しかし家路は遥か彼方。ここで最強攻めは・・・

がんがん攻めがAI推薦

       眼形奪う黒1、3が厳しかった。そして退路断つ黒5!

       シノギ長考したと思います。奥の手はコウ手段で初手は

       白6ツケ。黒7白8、白10まで一線粘り。しかし黒aと

       コウを取られコウ立て利かず黒bとなると右下白地が激減

       するでしょう。黒×も微笑む。有力案でした。

いったん上辺だと後半勝負

        易々白一団を連絡させたのは意外でした。まだ分断の可能性

        あるけど白成功。入力で気が分散した影響あったと思います。

        その後右側で戦いが起こって白a早生き手打ったところ。

        ここで右の白は攻めずに黒1と上辺打ちたかった。白二子を

        取り込めば黒優勢。白がシノギにくれば左側白連絡が怪しく

        なったと思います。

スケール中の引き締め囲いも有力

       遡ります。実戦はスケール大で夢あるが大風呂敷は荒らされ

       やすい。AIは黒1を示していました。天元より控えて遠慮

       囲いでも十分との判断です。白2ヒラキにも黒3二間!

       白は入るの諦めそう。白6、8なら黒9まで黒地完成。

       60目はあります。中模様もなかなかのものですね。

       ◎お疲れ様でした。終了後に直ぐ指導碁第二局を受けて頂き

       有難うございます。島さんと佐々木さんの後に予定しています。