研究会指導碁・佐々木会長

    

簡明序盤からのコウ勝負勃発

    佐々木会長との三子局。右下黒2は定番の『いきなりツケ』白3(a)

    ハネから黒16のワカレはほんの少し白良しと思うが簡明ですね。

    左下白17に黒18ボウシは下辺どうぞ囲ってとの声。手抜きは上手の気合。

    ならばと右上で先手取って黒24は気合返し。

    白24~28の時に左辺白29はこの場合適切。ただし左下黒32、34(b)出切り  

    から実利を取られるのは仕方ない所。白29は策手。素直な黒40は遅れたかも。

    白は上辺に展開出来て嬉しかった。(黒30でお勧めは次の図)

   

    ●左上黒44に注目。昭和碁界だと大ゲイマ×2は『観音ビラキ』で良くないと

    言われそう。ただそれは固定観念。白45~黒52のとき手が止まりました。

    見ての通り左下白53~から白57まで早くも【コウ含みの策手】(理由あり)

    ◆◆◆もちろんコウ大好きな会長は黒58、白59、黒Cと挑まれました。

部分に凝らせる作戦

    白△は先手取りたいが目的。その意図を見破り上辺黒3が反発で機敏した。

    黒1、白2交換は右上白三々牽制だが無しでも良いです。手抜きを咎め白4と

    打ちますが黒×は軽石。黒5とさらに好点を占めましょう。

    ■下辺白地は立派だが部分的。黒勝ちやすいと思います。