お待たせしました。23日の 浦安碁会から浅井六段との三子局。先ず画像を。
実戦は右辺へ。黒１は攻め目的で良い手だが白２に対し
サガリで受けるべき。黒３～７まであまい。ただ本局は
手厚く打つという方針と察します。右上白８カカリに黒９
賛成。ハサムことで局面さらに簡明化する。ただし頑張る
黒15がどうだったか。黒ａ堅ツギなら首尾一貫でした。
白ハネ出しに黒１～７まで必然。攻め合いはコウになる。
本コウ・一手ヨセコウ・二段コウとコウはいろいろあるが
黒11が失着。白12となり攻め合いは白しぶといコウに。
隅の黒１最善でした。白２よりなく黒３とアテる。
白ツゲないので×と詰めて黒イ抜きだが黒は余裕あり。
ただ黒もコウ解消にイ、ロ。そして黒ハまで必要になる
可能性ある二段コウ。白４トビがかなりの絶好点。
やはり右上は前々図の黒ａ堅ツギが良かったです。
右上は損したが黒×はまだ取られていない。（それは後で）
先手で左辺黒１ボウシがこの一手で絶好点でした。以下
頑張り白12切りに黒13切りで応えたのが最強。浅井流炸裂。
黒１抜きは響く。中を頑張り調子求め白８と左辺補強したが
左上隅との絡み攻めも残る。黒９まで黒がかなりのポイント。
白10オシは意地のキカシ目的だが黒11と手抜きされ参った。
【この一手受けて本当の三子の手合いになったなと実感】
白12とハネても黒13と応じられ左辺鉄壁なので後続手なし。
白10を後悔・反省し白14と戻った時・・・黒イが実戦です。
白ロとなり黒の攻め勢いは急速に萎む。残念な一手でした。
気が変わらず黒Ⅰとノビていたら白苦しかった。白２ツギは
黒３とツケて黒５と戻し嬉しいくらい。以下攻めながら黒に
どんどん利得ついていきます。
右上の解答を。黒先コウですが先ず黒イ、白ロの手続きが大事。
続いて黒ハの盤端手筋ホウリコミ、白二抜き、黒ホのオサエまで。
解消するのは時間かかるけど黒取り番のコウなのが嬉しい。
終盤画像。形勢は既に黒苦しい。今、白が中央をハネて勝負を決めに向かった場面。
中の黒ウッテ返し喰らって投了となるかと思いきや黒最善のグズミ。勢い分断し合って
黒は左辺白を捕獲、白は左上黒を捕獲する振り変わりとなりました。損得はほぼ互角で
白良しは変わらなかったけど浅井さんの意地・頑張りはお見事。
お疲れ様でした。浦安碁会今後もよろしくお願いします。
