相手の強手への警戒心も大事(完)

 

一段落判断は大事

    この碁は最後まで好勝負しましたが一番大きなポイント場面はここ。

    黒1、黒3良し。黒5が疑問。理由は左上白生きていて響かず左上の黒の

    補強もそれほど急がないから。白6がこの一手となり主導権は白へ。

    Hさんの今後の課題なので強く伝えます。『自分の強手瞬間に見え打つは

    今まで通りで可』ただ【相手の強手・厳しい手への警戒も怠らない】こと。

    ≪強手は打たれてから考えれば何とかなる》というのはレベル上がると

    通用しにくくなります。黒5では・・・

根を下ろし次に分断を狙う

    黒1が急場。これで一段落です。私のことだから白2と左辺開きますが

    ▲一団は黒イのカタ補強もあり強い石。Hさんならば腕力第二弾黒3を

    決行するでしょう。白苦しい。もし白2で白3なら満足し左辺ですね。

    ◆黒1は次に黒ロ寄りつきも含んでいます。

    ◎白が主導権取りましたが一方的にはならず良い勝負の一局でした。

     また来月よろしくお願いします。