上辺白ツケに手抜きし黒１ノビがこの一手でした。白２ハネは黒３と
受けて「別に～。」です。白４くらいなので黒５とすんなり連絡。
この図だと白苦しかった。白２で隅へのフクラミを検討します。
白１フクラミには強く黒２オサエ。白３、５で分断されそうだが黒６で
踏ん張り連絡しています。白９～白13まで▲取り込み一眼出来たが・・・
黒14がお洒落で辺に白一眼は不可。すると中の黒×を取り一眼得なければ
ならないが苦労。忘れていたが左下白×も黒Ａ喰らうと『瀕死の白鳥』
これは黒中押し勝になる図ですね。
黒１受けが本局初の失着。白２～６まで筋に入り白外回りとなりました。
黒７と分断され断然好転したわけではないが実戦は黒11・13・15と黒石が
中へ。黒15は白の眼形を奪っているけど白に希望の光が見えてきた展開。
左上白14に手抜きされたので次に余程白イを打とうかと思ったけど・・・
黒ロとされると左下流石に危険、いや通り越し成仏となる。なので
白１～５の筋でシノギ形を得ました。白７は頑張りの意志。黒８に
白９で黒の下辺財産を荒らしつつシノグという嬉しい展開です。
黒10に回り左上白への攻めへと移ります・白11が利くのが嬉しい。
白13と構え。白一団へ直ぐに危険はなくむしろ右上黒一団が狙えそう。
黒優勢は吹っ飛んで混戦模様となりました。
◎終盤、下辺で勝負となり黒がその場を制す。勝利確定だったが
右辺で白の最後の勝負手に黒はシノギ誤り大きなコウが勃発。
その代償で右上白石を取る振り変わりとなったが白が大儲け。
ただ長南さんは上辺取られた黒石に手が残っているとの判断での
選択でした。しかし実際には手がなく地合いは白10目以上良しで
最終盤へ・・・そこで火曜サスペンス劇場が起こります。その場面は
♪♪♪明日22日の研究会でプリントとして出題します。お楽しみに。
