今年初のN氏定先局一場面

    研究会指導碁掲載はまだ終了していませんが19日9時10分設定にN氏から

    久しぶりの申込みがあったので一場面を紹介します。緩まない碁なので

    気を集中し臨みます。終了次第作成しますのでお待ち下さい。

双方の思惑と駆け引き多き序盤

         黒11ボウシ・白16ツケ・黒17ノビと静かな火花。

        白18ケイマに黒19ケイマも考えを読まさせない感じ。

        捨て石目的に見えた右上を白28と直ぐ動く。黒31で

        厳しく分断かと思いきや黒35~41と一転上を丈夫に。

        黒43キカシに白44。守るようで黒に隙を見せています。

積極的で機略あるボウシ

         白10で現代的なら右上(14の四)ツケですが定先は

         コミ無しなので形決めずのんびり進みたいとのヒラキ。 

         対しボウシは機略ある手。白ケイマ受けなら普通ですが

受けは普通だが黒の注文

         白1受けに黒2から黒4切り違いが部分的に後続手段。

         黒10まで型の一つで白AかBの進行になりそう。

         互角ですが黒2以下は保留し黒Bカカリを黒は選ぶ

         ことも可能です。受けは気合悪く感じたので・・・

狭いが要点。この一手のツメ

         白1ノゾキは戦いになるのを予感しての決め。今なら 

         黒2ツギが普通。そこで反発の白3の方のケイマです。

         しかし予想していたが黒4がこの一手のツメ。白イ飛び

         なら即黒イのツケコシ分断が飛びそう。白少し考慮。

黒気分だけであまい図

         白ケイマに黒1ボウシなら白2と安定した実利を頂く。

         黒3と連結目指すがもう右側に黒から怖い手は無いので

         白4と好点を占めます。外回りだが流石に黒あまい。

効果的利かしとの白主張

         黒2オサエを予想し白3コスミツケを打つ予定でした。 

         黒4ノビに白5トビで進めます。一応右上には白イ、黒ロ

         黒白ハ、黒二のキカシが残っていてそれが白の自慢。

         ◆ただ白が良いというほどでもない。この図もありました。 

   強気良き反発手&白を安堵させた緩着手

         実戦黒1立ちはいろいろ味や火種残り有難い感じ。以下

         白9まで進みましたが白5と守らせたのはもったいない。

最適箇所はケイマ・白屈服なら満足

        黒1ケイマが最適でした。白2受けは辛い。嬉しく黒3

        引き上げて十分。まだ黒×狙いあるし黒▲良き形も残る。

ツケ切りにはツケコシでサバく

         白1ツケなら黒2とオサエます。白3切りでこの部分は

         黒に良い手無いけど黒4ツケコシがタイムリー。受けは

         アテられ不味いので白6くらい。黒7突き出しに白a抜き、

         黒bまで振り変わりになります。黒満足して良いでしょう。

         最後に左上の黒良き打ち方を示し終了します。すみませんが

         説明は省かせて頂きます。推理し読み取って下さい。

         お疲れ様でした。

一子逃げ出し堂々戦える

ポン抜ければ黒良しが定説

嵌め手にはご注意を