明日16日(日)下じょ会:加藤六段三子局

    明日は高田馬場で下じょ会です。指導碁専門の会ですが対局もちろん可能。

    常連のメンバーの方、じょじょの会やごせんリーグの方いらして下さると

    嬉しい。三面・二面が基本ですが一面になることもたまにあります。

    12時30分開始。12時過ぎには会場幹事として一日お世話になる西さんが

    サロンを開けていると思います。よろしくお願いします。

    さて研究会加藤さんとの一局。序盤数手面白かった。先ず画像を。   

手順わかる方は推理の達人(白番)

         まるで昭和初期の新布石のような空中戦。囲碁は自由。

三子局黒初手天元は夢とロマンあり

        黒2天元は初ではないが久しぶりの体感。大場よりも

        良き点は戦いが始まると活躍必至のこと。三子局で有力。

        白3は触発された手だが大昔手合いで試したことあり。

        すると黒4ドカン。天元を活かす意図ですね。白5受けに

        黒6二間トビは感性豊か。負けじと白7だが理由あり。

        白7で白8は黒7ボウシが眼に見えているので。

        ただ黒8が根拠を奪う好手。白9と天元へ挑戦したが

        黒10が痛烈な反撃です。黒ペースになりそうな予感。

実戦:少し白良しに見えたがほぼ互角

        白1、3に黒4抵抗は気合。白5、7の切りも気合返しで

        勢い白11まで流れ。黒12は冷静で黒14は堅い。続いて

        天元痛めようかと思ったけど下辺先行されそうなので

        白15カカリだが黒16と中で返答し進行していきます。

        ◆黒14までのワカレは振り変わりで対局中は白良しと

        思っていたが今は黒の確定地もなかなかで互角と判断。

狙い含む素晴らしいツケ

        一気に後半場面へ。黒1は驚き。それなりの手だが普通は

        左側を何か打つもの。白2で中黒数子獲得しふっくらの

           白地だな愉悦に浸った瞬間、出た!加藤さんの一発。

                           熟慮しでなく早かった。どう見てもヨミ切ってはいない。

         しかし白対応が難しいのです。  

流石の切り違い

        苦慮し実戦は白1ハネだが間髪入れず黒2切り違いです。

        何度も対局した石原さんも語っていたが加藤さんは後半に

        頑張って来る。上手相手でもそのヨミに乗っかり強い手を

        応酬してくること多いです。白が間違えると黒イ、白ロ、

        黒×と分断する手段あって油断出来ない。

上手く捨てて五分の進行

       実戦。白1~5が最善対応。中の白地もまとまりました。

       ただ先手で削減し左上黒も強くなってここまで黒うまく

       打たれています。この後ミスがあって白勝利となったが

       黒A~Dを選べば勝負はこれからでした。検討で加藤さん

       から黒Cを打ちたかったとの感想。それに触れましょう。

好点からの狙い筋&手段

        黒1を占められたら私は次の大所右上隅へ白2三々へ

        打ったと思います。黒3~白8まで相場。そこで黒1

        から何か良き後続手段が無いか検証しました。味あり。

        黒9切りから黒11、13が先手。黒15、17も利きです。

        準備してから黒19ハネ出しが厳しい。白20譲歩には

        黒21と許しません。以下黒25まで生きています。

        安心していたけど黒1は次の凄い手も含んだ一手でした。 

左下の狙い筋

        黒1には白2、4が必要。黒先手で右上守りもあるが

        左上黒5オサエも大きい。右上白12まで稼がれますが

        左下にも黒から好手段あります。黒13~17です。白18に

        黒19、21が良きヨセですね。この図になったとして

        予想しました。白aに黒b補強。白cは黒飛び込み防ぎ。

        上の黒dキカシから黒f飛び込みは先手で白gは必要、

        そこで右下黒hが最後の大ヨセとなります。大差ではないが

        地合いは黒が良さそうです。

        ◎お疲れ様でした。来月5月28日(日)は大会。

        それに向けてじっくりした碁での勝利も大事になります。次回は

        派手さなくても腕を磨く内容ですね。よろしくお願いします。