明日は高田馬場で下じょ会です。指導碁専門の会ですが対局もちろん可能。
常連のメンバーの方、じょじょの会やごせんリーグの方いらして下さると
嬉しい。三面・二面が基本ですが一面になることもたまにあります。
12時30分開始。12時過ぎには会場幹事として一日お世話になる西さんが
サロンを開けていると思います。よろしくお願いします。
さて研究会加藤さんとの一局。序盤数手面白かった。先ず画像を。
まるで昭和初期の新布石のような空中戦。囲碁は自由。
黒2天元は初ではないが久しぶりの体感。大場よりも
良き点は戦いが始まると活躍必至のこと。三子局で有力。
白3は触発された手だが大昔手合いで試したことあり。
すると黒4ドカン。天元を活かす意図ですね。白5受けに
黒6二間トビは感性豊か。負けじと白7だが理由あり。
白7で白8は黒7ボウシが眼に見えているので。
ただ黒8が根拠を奪う好手。白9と天元へ挑戦したが
黒10が痛烈な反撃です。黒ペースになりそうな予感。
白1、3に黒4抵抗は気合。白5、7の切りも気合返しで
勢い白11まで流れ。黒12は冷静で黒14は堅い。続いて
天元痛めようかと思ったけど下辺先行されそうなので
白15カカリだが黒16と中で返答し進行していきます。
◆黒14までのワカレは振り変わりで対局中は白良しと
思っていたが今は黒の確定地もなかなかで互角と判断。
一気に後半場面へ。黒1は驚き。それなりの手だが普通は
左側を何か打つもの。白2で中黒数子獲得しふっくらの
白地だな愉悦に浸った瞬間、出た!加藤さんの一発。
熟慮しでなく早かった。どう見てもヨミ切ってはいない。
しかし白対応が難しいのです。
苦慮し実戦は白1ハネだが間髪入れず黒2切り違いです。
何度も対局した石原さんも語っていたが加藤さんは後半に
頑張って来る。上手相手でもそのヨミに乗っかり強い手を
応酬してくること多いです。白が間違えると黒イ、白ロ、
黒×と分断する手段あって油断出来ない。
実戦。白1~5が最善対応。中の白地もまとまりました。
ただ先手で削減し左上黒も強くなってここまで黒うまく
打たれています。この後ミスがあって白勝利となったが
黒A~Dを選べば勝負はこれからでした。検討で加藤さん
から黒Cを打ちたかったとの感想。それに触れましょう。
黒1を占められたら私は次の大所右上隅へ白2三々へ
打ったと思います。黒3~白8まで相場。そこで黒1
から何か良き後続手段が無いか検証しました。味あり。
黒9切りから黒11、13が先手。黒15、17も利きです。
準備してから黒19ハネ出しが厳しい。白20譲歩には
黒21と許しません。以下黒25まで生きています。
安心していたけど黒1は次の凄い手も含んだ一手でした。
黒1には白2、4が必要。黒先手で右上守りもあるが
左上黒5オサエも大きい。右上白12まで稼がれますが
左下にも黒から好手段あります。黒13~17です。白18に
黒19、21が良きヨセですね。この図になったとして
予想しました。白aに黒b補強。白cは黒飛び込み防ぎ。
上の黒dキカシから黒f飛び込みは先手で白gは必要、
そこで右下黒hが最後の大ヨセとなります。大差ではないが
地合いは黒が良さそうです。
◎お疲れ様でした。来月5月28日(日)は大会。
それに向けてじっくりした碁での勝利も大事になります。次回は
派手さなくても腕を磨く内容ですね。よろしくお願いします。