V氏二子局・迫力の中盤

      14日朝のネット指導碁。一面設定にV氏から申込みありました。

      気合と戦闘力抜群の方ですがそれが顕著に表れた場面が出ます。

      先ず私がシマッタと感じたが場面を画像二枚でお見せしたい。    

一本キカシて・・・

  一つだけキカシて右方面へ向かう。軽い気持ちの左下△スベリです。しかし

利きません!

     考慮時間後に黒▲と打たれました。ここが天王山。右方面が急に黒模様に。

     左下は白から厳しい攻めあるが今は大丈夫。白あまかった。苦戦の要因。

      『一つキカシて好所へ』危ないこと本当に多い。左下は黒からも利かない

     箇所なので急ぐ必要なし。双方気にするのは当分先でした。

シノギ(白からコウはある)

         白△など石が加わったとして死活検証します。

            白1トビ込みが最強の攻め。対し黒2、黒4(a)と

         対応。白7なら黒8以下黒12まで生き。(黒10は13)

         ◆一応白9・11で白12と一線ハネればコウになります。

ハイはあまい。オサエて完璧生き

              白1這いは黒2、4で簡単に生き。白5には黒6です。

              なおシノギの為には黒×捨てても良いと考えます。

 白安定させあまいが黒24は機略ある手

最強はオサエ。オキを睨む

         黒1オサエが心配でした。白2と切るのは黒3、5と

         戦ってくる。白7は黒8でうまくいかない。

         ◆黒Aのオキが脅威だが守りにくい姿です。

白放置なら攻め立てて主導権

         白2~6はあまし策。しかし黒7がきつい。以下眼無しに。

         元々白が下辺ツケサガリした目的は早治まり。この図は

         その意図と矛盾しています。

キカシた後の大事な場面

         かなり進行しました。左下白×と打ったため主導権は

         黒が握ったが白も度胸で黒模様に突入。対し黒は右の

         白への攻めに全力を傾けています。今、黒イ、白ロと

         良いキカシを打たれたところ。黒番次の一手は?

コスミが最適・ただし白2には?

         黒1と中を補強しつつ白の攻めを見るのが良かった。

         ただし問題は白2への対処です。ヨミが要る場面。

出切りで大丈夫

         黒3、5出切りが正解。白6、黒7となり一瞬ドキッと

         するが白8撤退が止むを得ないので黒9と種石を取得

         出来ます。白10と眼形気にした時にどう攻め継続するか

         難しが黒11ハネ出しを決めたい。今なら白12切り。この

         交換は損だが次に黒13で勝負します。

         難解なので簡単に言えないけど黒イ、白ロ、黒ハ、白二を

         含んでいるので右辺白のシノギは容易ではないと思います。

         ◎お疲れ様でした。次もドキドキする勝負局を期待しています。