実戦対局から:この後の打ち方解説

    昨日の研究会もお越し頂き有難うございました。配ったプリントの解答を

    行います。内容は有益。少しずつ更新していくのでよろしくお願いします。

白:島五段と黒:栗林五段との互先局 

        写した場面です。見た瞬間黒大変だなと思いました。

        白△にどう打つのが良いか。  

候補手Aとポイント箇所(A~H)

【解答】正解はオサエ。黒3では・・・

瞬間キカシたい

        黒1、白2のとき黒3をキカシたい。白a抜きは黒bで×が

        生じ無理なので・・・

右下先手・左下も先手攻めあり

        白8まで四子捨てて黒は先手を取ります。黒9はそろそろ

        打ち忘れないように決めます(2目違う)

        そして左下黒11が打ちたかった待望の厳しい攻め。   

中央出が狙い。白ツグと・・・

        白1は単ツギ3もあるが白7までとなり黒は再び先手。

        中央黒8と出たら白は手が止まるでしょう。

        もし白×とツイだら・・・

        

白大石一眼しかない

        白1とツグと黒2コスミが必殺手です。以下黒6まで

        白×大石は二眼作る場所無く死んでしまう。

           白1は無理なので・・・

微細だがわずかに黒か

        白1コスミよりない。黒2は左上遮断もあるけどこの

        白三子取りは大きな収穫。白3連絡には黒4と左辺を

        黒地確定させます。

        地合い計算したら盤面で黒10目リードぐらい。コミが

        あるので微細ですが黒少し良しが私の結論です。

        ◎本当に有益な題材で対局したお二人に感謝いたします。