3日のH氏四子局

   2日の予定だったH氏ですが翌日の13時の設定に直ぐ受けて頂き感謝です。

   一面でしたが前回負かされていることを忘れずにと対局開始。

   結果は白勝利したが強引手段を咎められとても苦しかった。終盤の無理気味な      

   コウ仕掛けから振り変わりになった場面を画像で。

右側のコウは黒勝利し大利。左上隅は白相当な儲け

   白△と三子捕獲した場面。次に黒は一団を補強し一段落しました。

   左上隅は元々黒地15目強が白地18目は突いているので約33目の儲けです。

   黒の利得も右上~右辺の増え30目近くある。白得しているがヨセ勝負。      

白やり過ぎ。黒反撃開始

       右下に注目。断点白がノゾキを利かそうとしたらビシッと▲。

       10人中8人がそこに打ちますね。右辺の黒厚み控えていますから。

       数手前に戻ります。白がやり過ぎ・図に乗った伏線を伝えたい。

強い態度二発

        右辺白1消しに武闘派H氏らしい黒1反発は嬉しい。

        白1、3、5はサバキは斜めの見本。対し黒6アテは

        気合と中央重視手で良し。ただし白7アテには・・・

気合でも抜く一手

        石の流れ黒1と抜くところ。白2アテで地が減りますが

        黒3梅鉢、白4カケツギに黒5オサエで胸を張る。以下は

        想定ですが中央黒地は結構深く大きい。もし自信ないなら

ガリでじっくりも有効

        アテずに黒1サガリでじっくり攻めるのもある。白2、4で

        急な攻めはないけどベラデカの右下黒5実利へ回ります。

        白6には黒7でゆっくり絡み攻めを描く。息の長い打ち方。      

暴挙の切り・白苦難の道へ

        右辺で疑問手二つ出て結果黒3と後退。白4に回り

        追い上げ態勢。ただ黒7を見て私の悪心がもたげる。   

        白8は無理気味だが我慢出来ずH氏の力見たいなと。

        黒9に捨てれば被害少ないが白12と止まらなくなり・・・

利かそうとのノゾキが逸機

        実戦。白1の時に暴挙を後悔していましたが相当悪い状態。

        白7までの遁走は已むを得ないのですが・・・ここで黒8は×

        H氏は強いのです『一つキカシての魅力に負けることあり』

        黒A追及でガンガン攻めか一番は黒Bオキです。KOに近い。

        

一撃!詰碁筋の三目真ん中

        カミ取りでは大したことないけど黒1が凄い一撃です。

        変化いろいろヨンで欲しい。白はミスするとコロリです。

堅ツギには這いが本筋

        白2堅ツギは悪手。黒3這いが詰碁。以下黒7までコウ

        にもなりません。前に遡りますが白△シボリが黒×ツギで

        仇となり隅の白に影響し自らの首を絞めているのです。

        

最善はコウ。黒コウ立ては売るほどあり

       白2が最善の受けで黒3も正しく白4抜きに黒5抜きと進み

       白aの取り番のコウになるのが双方最善。しかし花見コウ。

       黒b~eとコウ立ては売るほどあります。勝負ありでした。

       なお蛇足ですが白イのツギは黒ロまで。

       ◎勿体なかった一局。優位な時はついでにキカシが見えるとその

       誘惑に負けることあり。相手がそこに打つ利得無き箇所なら

       打たず本道へ進む。私も肝に銘じているが『酔いに負けず律し』

       お疲れ様でした。来月の第三金曜日よろしくお願いします。