下じょ会は平本プロのご厚意で会員制囲碁サロンじょじょで行っています。
第三日曜日12時30分からです。嬉しきことはごせんリーグも同日に開催され
Aクラス古川氏が受けて頂きました。本当に久しぶりです。
以前活動拠点だった高田馬場囲碁サロンにお邪魔した際に初めて受けて頂いた
方ですがその時はごせんリーグ成績も兼ねた真剣碁(プロは勝利で十分過ぎる
報酬・負けると無し・持ち時間アマ1時間・プロ30分共に切れ負け)という形。
手合いは三子でおそらくB~Aクラスだったと記憶。誰が見ても非の打ちどころ
なく圧倒し白投了寸前のときに持ち時間逼迫影響から大見損じでの黒逆転負け。
その後も数局打っていますがその後の印象が強く残っています。
本局は三面で初の二子普通指導碁。ほぼ満点の内容で見事に潰されました。
先ず投了した場面を。これほど短手数で負かされたのは久しぶりです。
単に白1とサガるほうが穏便でした。辺を黒4と守れば
三々から白11まで治まります。実戦との違いですが左下へ
白イやロの打ち方が選べること。なお黒2は単に黒4も
あるが出たのは×切りの強調です。黒12ヒラキには白13と
△布陣広げ黒へ誘いをかける。実戦よりも懐広い感じ。
躊躇なく 白1と突入したが黒2一本で根拠奪われ白3に
黒4と掬われ白重かった。目的は下の黒を攻める気持ちで
白5だが黒6と受けられ易々左辺に進出されています。
白11が白7利用し少々自慢でしだが・・・◆黒4や黒12で
黒Aマゲならもっとスムーズで良かったでしょう。一応
白12と封鎖顔で黒を脅かしたが薄い。古川さんは・・・
黒1と割ってきました。下の黒は心配ないとの裏付け
あります。以下勢いだが白10手筋が打てて嬉しい進行。
隅を黒1と頑張る最強あった。対し白2とマゲたかも。
しかし黒3、5と逃げて来ます。以下白12まで必然。
左下白aも生じ混沌とした戦いになるが黒戦えますね。
検討では白2で『白5なら▲三子取れるので白良し』と
伝えたけども・・・
白1コスミには黒2と裏口から出るのが好手。応じると
三子逃げられるので白3、黒4となる。この結果ですが
取られた三子味残りなので黒打てると思います。
実戦。下の黒を手入れするようでは白へ流れが向かう。
黒5から分断したのは当然です。中を準備し黒13と
さらに分断したとき・・・白は冷静になるべきでした。
右の白四子は捨てて勝負すべきでした。白1が第一候補。
黒2で×は取られるけど白3と▲攻めて局面を変える。
上は白の勢力圏。黒は捨てるか逃げるか考慮するはず。
これなら楽しみありました。白1は先に白3もありそう。
白1~5が実戦。下辺黒がまだ生きていないので行けると。
しかし黒6がすこぶる厳しい。何とかシノギあるだろうは幻想で
白五子救出は難しいようです。続いて攻め合いに期待したけども
白の手数があまり伸びないのです。
局後白1で白3コスミも検討したがうまくいかなかった。
実戦の白1~5に黒6とダメを詰めたのが野性的好手。
以下黒18まで緩まない。古川氏ちらりと見たら全神経を集中。
▲一団は黒aノビで手数増える。追い詰められ最後の策・・・
白1(8)ハネ出しからシボって白9トビが最後の策。
しかし黒取り番のコウでは空しい。白のコウ立ては中に
あるがダメを詰められないので一つしか使えないのです。
数手打ち冒頭画面で石を投じました。
◎見事な会心局。一気に決める戦闘力格段に上がっています。
上の白配置全く活躍せずの悔しい敗戦なので是非次の機会を。
お疲れ様でした。