19時開始。先ず画像をお見せします。
S氏は序盤で実利稼ぐことはあまり無く早めに中央へ石を配置し
それを戦いに役立てる構想が棋風。なので白弱石ですが中央を
二間に飛ぶんだとき気分悪くなかった。次に黒が普通に右辺囲えば
上辺や左辺を白が占め白勢力圏で第二ラウンド開始と。ところが
やはり一味違う。次の手が黒の大きな勝因になりました。
右下ケイマはプロの世界で打つ方はいない。一応考えた
ことあるがコスミと比べ隅ツケに弱いから。でも長所も
あるので良くないと断定はしません。S氏の積極性良し。
白5ツケに黒6、8は意外。それは黒4が緩み形だから。
黒8ケイマ。緩み引き締めの想いを込めています。
相当前ですが私も小目から上ケイマを打った記憶あります。
そのとき黒1ハネを選択。白2に黒3と応じ一気に黒9~
白a抜きで一段落。この配置なら黒bが調和でしょうか。
今は白持ちだが景気良く夢もあるので黒打てそう。二子局なら
採用して良いですね。Sさん参考に。
白1が正しい。右上左下隅の黒に敬意を表しいきなりの
戦いは避けるのが良いのです。次に白Aでじわじわ黒の
緩み形へ迫る方が面白い。なので黒Aなら堅いが実戦だと
黒2カカリを選びそう。なお白1と受けてから分断白イの
ツケコシは黒ロ、白ハ、黒二と応じ×を捨てて黒良し。
白1、3は問題でした。ただ黒4に白5ケイマ。
白1をゲタに取ってとのメッセージです。
その図は黒少し甘いと思います。黒6頑張りは好判断。
「下駄で直に取らないの?」少しむっとした瞬間。
それが白7決行へ。戦闘開始だが次の図が冷静でした。
これが二子局白の態度。ゆっくり打つ。左上方面での
戦い開始の方がいろいろ楽しみです。白△を黒aとは
取りにくいので白aはいつか狙えるかも。白bもある。
今度同じような場面になればこのように打ちたい。
少し進みました。一応白1、3で実利。黒4要点を占め
力関係は黒強く右辺も期待出来る姿。黒良しです。
ここで黒8!素晴しき一手でした。この手で
右辺を何か囲えば白8とさらに二間に打つ。それは
左上が白勢力圏になり黒ペースがいったん止まります。
でも対局時は白9鼻ヅケがタイムリーに見えました。
応手次第では黒8が色褪せますから。実戦の前に・・・
遡り黒1一撃ならさらに良かったと思います。白2には
黒3と実利より攻めに力を。攻勢続いたと思います。
鼻ヅケは筋ですが黒1ハネに白2で打てるとしたが間違い。
黒7まで易々と大きな実利を与えあま過ぎます。上の黒▲
活力無しで白良いと判断したのですが白9に黒10堂々が
強い態度で白一団が一方的に強いとは言えない。反省。
黒ハネには二段バネでした、この図になる。しかし
ここから白はどうサバくか。シチョウは上の黒石が
シチョウアタリになり黒良し。捨てて打てそうな
感じあるのですが意外にまとまらない。二段バネを
断念した理由ですがブログ作成中の今の結論は・・・・
白1ツケが第一候補。黒2くらいでしょう。そこで白3連打。
こうなっても白良いとは言えないけどほぼ互角に見えます。
◎見事に負かされました。次回気合入れますのでよろしく
お願いします。