先ず画像を二枚お見せします。序盤、中盤分岐点。
右上は白両ガカリに隅をしっかり治まりつつ白を分断し
頑張っています。黒三子をどうするかの分岐点。
黒12、14は攻め兼ねた実利ですが左辺黒10、さらに
黒20にはおっとなりました。浅井さんのイメージだと
前は実利手より攻め手に石が来ていたので。成長ですね。
黒１ボウシしたい感じです。白２に黒３実利でノゾキを
伺う。白４とヒラかれて根拠与えるようだが黒５に注目。
隅への黒イ、白ロ、黒ハ（一級手）と黒ａ根拠奪取を
見ています。厚い▲を攻めで利用するならこの図ですね。
黒三子を丁寧に補強するのが一般的。ただそれは左右に
白地与え下の白×の攻めが遠くなる可能性もある。大胆な
打ち方を伝えたい。白ａに▲捨てて白×を攻める作戦です。
これは私の直感。信憑性は皆様の判断で。初手は黒１。
白×へモタレて▲三子へエール送るのです。
否と白２か。その時は黒３、５と攻める。白６なら
いったん攻めは保留し黒７打ち込み。白８で完全に
取られますが黒９で左上白孤立。少しうま過ぎる想定。
ただ左辺黒二間実利は左上白一子の根拠を奪ったと考え
ればこの流れは自然。なお右上は黒イが後の楽しみで
白ロに黒ホまでとなれば右上黒地増えて中の白地縮小。
黒１は白２が包む感じで嬉しかった。黒３～９は俗手段。
眼形でも作るのかなと推察していたが浅井さんに失礼。
次のパンチ見ていたのですね。驚きの一手はワリコミです。
ビシッと黒１ワリコミ！驚きました。白２、
黒３のとき正しくは白二子捨てるべきでした。理由は
黒俗手で厚くなったから譲りの精神。でも浅井さんの
剛腕を体感したい欲求にかられ、白４と頑張りを選ぶと
白10まで必然。潰れはないだろうと思っていたが・・・
次の黒の手が大事でした。先手サガリではない。
棒ツギでなく良い手の場合はピンツギと呼ぶ。黒１が
最善でした。白２と辺を守るのが正しいが黒３、５で
困っています。白イとツグと黒ロ逃げ出しが成立し
中の白四子取られてしまう。白が中を守るのは・・・
白２は苦心の守り。しかし黒３がきつい。白４を待って
黒５とツグ。右上ですが白６とスベっても黒９まで二眼
はっきりしない。白２の上の出で欠け目にし中央白の
攻めも楽しみになりそう。よって浅井さんの剛腕手段は
なかなかだったとなりました。
◎後半もいろいろったが右辺で三子取られ大きな白地に
なり黒の勝ち味薄き碁に。でも後半奮闘、頑張っています。
この姿勢貫けば必ず三子初勝利来る。近いと断言します。
お疲れ様でした。来月もよろしくお願いします。
