佐々木氏三子指導碁~気合局

   先ず画像を。下辺白勢力圏に気合切りを入れたところ。競り合いになります。

キリ!白は分岐点(続きは後半に)

立ち上がり

                             三々に黒2カカリは白3受けがぴったりでプロ対局では

        人気ないがわかり易さあります。白7まで型ですが次に

        左辺なら穏やか。黒8は前に加藤さんにも打たれました。

        黒14は外を打ち連絡どうぞで悪くない。黒20で一段落。

        AIは白19で白a進出、黒20で黒イ、白ロ、黒ハを推奨。

        右下両ガカリ定石最後の黒22はAI第一候補手でした。

カド好手

        左上白二間トビのときに黒1カド好手でした。白2と

        受けたが失着。白aが正しい。黒3良き封鎖と進む。

        欠点気づいたが知らぬ振りし右上白4カカリ。ここで

即、分断決行有力

       直ぐ咎め黒1が良かった。白2ツギには黒3、5と切る。

       白6に黒7分断。四本は根拠無しの弱石。白8逃げなら

       黒9、11でからみ攻めが名調子です。主導権惜しかった。

実戦進行

        左下黒9は気合感じました。以下逃げる過程で右側も

        頑張りながら左上黒へも配慮して競り合っています。

        ただブログ作成中に気づいたが左下白a分断が相当に

        厳しい。黒1切りは苦労多いので決行保留し・・・

右上咎め方一例

        右上白放置の咎め方ですが出て隅を黒3ハネも面白い。

        白4オサエなら外を黒5と切る。切った方取りにくい。

        白6ツギに黒7で右辺豊かになります。白8、黒9から

        下辺拡大されたらすかさず黒イ、白ロを先手で利かす。

        ×切らぬとも黒十分で優勢保てたと思います。       

 最善対応は?A・B・Cのどの手)

         ツケオサエ形への狙い筋白1、3敢行しました。さて黒の

         対応はA、B、Cどの手が最善でしょうか。

生かすのが冷静~右上へ

         黒1カケツギが正解。白2、4で生きられるが黒5、

         黒7カケツギで生きてもらいます。黒13で黒一団は

         完璧治まり。左辺白心配する白14連絡なら右上へ→        

続き・ヨセ勝負

         黒1、3外切りも面白い。白4は隅重視だが黒5ヒキ。

         白8まで生きたときに黒9と最後の大所へ回ります。

         大差リードではないのでヨセ勝負だったでしょう。

石塔シボリの筋あり

                          黒1サガリ白2、4が成立します。黒5切りには白6。  

             ピンときた方は鋭い。二子取るのは白×切りから石塔シボリ

        喰って黒が攻め合い負けとなります。もちろん佐々木さんは

        回避されましたが聯絡されて地合い怪しくなりました。

        ◎お疲れ様でした。気合良しは覇気ある碁のために大事。

        これからもその方針を。ただいつでも冷静さ検討。ですね。