島さんは前日の研究会にも参加され指導碁も二連続。本当に感謝いたします。
先ず私が肝を冷やした場面から
結果的に大丈夫ではあったのですが中央に白ツケた手は危険だったかもしれない。
打った方の白三子の安全だけヨンでいたけど右の白一団三目中手の可能性あり。
この辺りの具合は後で説明するかも。先ず序盤から。
左下の手順忘れていたけどようやく思い出しました。いきなり黒4カタ
から6は積極的。ただし白7、9とされ白を固めた割には黒厚くないので
少し失敗。黒4は7のカタからツケが人気ありお勧めです。
黒14マゲに注目。島さんの棋風が表れています。ポン抜き白に響かないけど
中を厚く打つ手は大場に匹敵するという信念。
◆右下白三々に黒26まで完璧対応。左辺ワリウチされたが先手。ここで・・・
左辺ワリウチは窮屈なので先制したい。定番の黒1、3で良いでしょう。
立ち上がりの▲と黒Aを活用するのです。この後、白対応に後手でも
厚ければ良し。ポイント得て先手取れたら最高。次に眼が行くのは
黒B。次に黒Cです。黒Dは左下白強いので地だけ。当分興味無し。
左辺は後でと黒1大場も良いと思います。ただ白2と補強されるでしょう。
でも黒3とついていき先ず先ずです。ゆっくり派にはお勧め。
出来れば黒3の前に黒イ、白ロとキカシたい。後からだと下受けになるので。
黒イ、白ロあって白手抜きなら即黒1カドで根拠を奪います。これは大場より
価値高き最上作戦。対応はいくつかあるが白2なら黒3ナラビで相手を
厚くせずじっくり根拠を奪います。以下黒9まで圧倒。
島さんは気合重視のところが私と似ています。右下黒1~5は部分的に
最高手。ただし左側の白へは響きません。さて右側です。白8は黒aを
期待し白×捨て石利用で策を練ろうというもの。対し最大反発は黒9!
白10切りに実力から見てご存知のはずでしたが・・・
黒1外アテが筋で形です。白2抜きなら黒3アテ。もし白4ツギなら
黒5ツギで十分。以下黒11までレベルは黒が上の折衝ですね。それは
「キカシにいって重くなり心配石誕生」ですから。
黒1アテは前の図と同じになるとのうっかりミス。白2とされ怪訝な
表情され黒3とツガされ不満大だったでしょう。以下黒7まで進み
白8に黒a、白b、黒cの展開なら白利得はそれほどではなかった。
実戦は黒×を助けたがその後にミスあり▲取られ大損されたのは残念。
◆一つの凡ミスを思考から消して早く切り替えることは本当に大事。