御待たせしました。一週間前の浦安碁会での指導碁を紹介します。
その日唯一勝利された伊東氏二子局から。先ず画像を。
終盤勝負所です。今右辺に白がツケた場面。果たして右上の白シノげるか
どうなるか。確かコウになる変化あったと思います。実戦はなんとか生き。
すると中央黒一団は一眼しかなく危険というか死んでいるはずですが・・・
確かな記憶ないので経緯を言葉で伝えますと黒は下の白地へ活路求めていく。
もう私は勝負ありと思考止まり受けがぞんざい。気がつくと黒の眼を奪うと
下の白が二眼出来ない状態。無念で生かすよりなく地合いは黒良しで白投了。
◆やはり終盤の集中力は大事。伊東さんは素晴らしい頑張りで感服。精神力
充実していました。では序盤~中盤を解説します。
ここまの進行で私が感服した黒の着手二つあります。
黒24ケイマと黒26カタ。堅く右辺守らず相手へ働きかけ
自陣を目いっぱいに広げ石が張っていますね。
黒1カタは白2で問題。黒イ、白ロの交換も感じ悪い。
模様広げずに左上仕掛けることも可能です。ならば黒1トビ。
以下黒7まで想定。全然別の碁になるが白8が光っています。
◆さて黒模様をどう削減するか。候補は三つ。
考える気がしなかったのは白1のカタ。黒2、4と
型通りされて前の黒Aが最高手になります。
AIはボウシを好まないと聞くが白1は適切だったかも
しれない。黒2一間はケイマもあるが腰が据わった受け。
対し白3と軽く引き上げる。黒4、6と攻めながら進出。
この次白どう打つか難しいが黒Aに配慮し相場だったかも。
白1カタを選択。すると白9まで期待した展開に。
黒6か黒8で白ツケコシを防ぎたかった。その手とは
黒1ブツカリ連絡が正解。白2分断なら黒7~9まで
すかさずキカシます。黒11と寛ぎ白12、14を許しても
打てそう。頑張るなら黒11で黒12ですね。
◆下辺ペチャンコは白悲しい。
白2受けなら実戦の黒3で調子良し。
白悪くない展開になるはずが数手後おかしくなります。
その要因がようやく判明。自慢の手に見えた白14コスミ。
これが力みで黒11、13がそれを咎めうまい。
白の反省。中央白1トビが明るかった。黒2、4と▲を
連絡され楽しみなくなると思ったけど白5が好点です。
まだ黒4の右辺りに薄みある。この図と実戦を進行を
比べればその違いが一目瞭然です。
実戦。下辺入られ左下も頑張られたので中の黒を攻めて
利得を計るよりないと白26ボウシで攻めたが上の白地を
無くしてまで自信なく黒35、37となり右の白一団の方が
弱い。次に黒Aと連絡するくらいで勝勢確実。この碁が
もつれたのは黒×と打ったため。以下白に一瞬チャンス
ありましたが黒の良き内容だったです。◎お疲れ様でした。
来月の浦安碁会は7日と決まりました。
長南氏久々参加予定。メンバーの皆様よろしくお願いします。