20日の棋院指導碁は市ヶ谷。予約は一局でしたが当日申込みの方がいて二面打ち。
先ずG氏四子局を紹介しましょう。受けるのは二回目とのことで感謝です。画像を。
左下を黒がコスミツケた時、白が下辺ツメた所。暫く忙しい戦いが続きます。
白イ、ロのツケ二段に対し黒1、3の定石を打たれたのは
久しぶり。互先でも打たれるが置き碁では形が決まるので
特に有力。もちろん大きなミスされないことが前提です。
白タケフの時に黒1二間がスマートでした。白弱石二つ。
白6まで少し白にポイントと取られたけど中央に黒7と
進出し勢いは黒。ただし黒7は一路左がバランスで勝る。
中の白弱いのに白12打ち込み。黒13と割って攻めは当然。
◆さて白14ツケに対しハネますか。ノビますか?
ここは黒1ノビが適していました。白2ヒキとなるが右の
黒3オシに回ります。G氏は白4、6と中央覇権を占めら
れるのを気にされたそうですが黒7トビが自然に△封鎖となる。
◆先に白×へギュッと圧力掛けるのは力関係の差で大きい。
黒1~7まで中央を頑張ったので白8オシが来る。黒9と
ノビて封鎖されなければ悪くないが白14のときに・・・
白が隙を見せ黒の打ちたくなる手(ハネ・マガリ)誘って
いる場面。それに乗らないが大事でした。
誘い拒否し黒1と打ちたかった。白2なら黒3で隅は
平気。以下競り合いですが黒が主導権を握れます。
切りたくなる気持ちわかるが白2から6まで自然に辺を
封鎖されました。右辺手抜き出来れば良いけどお洒落な
黒7に白8、10。黒11は省けず白12と反動で隅も封鎖。
結果は白の技あり。黒は気を取り直し切り替えですね。
数手進行し白模様大きくなりそうだと思ったとき消しの一手放たれました。
浅からず深からず素晴らしい着点で感心。下の黒と左上の黒のどちらかと連絡
可能で白は攻めにくい。これからが勝負。
◎暑い中、有難うございました。またお待ちしています。