長南氏二子局勝負所場面

  長南氏二子局。今回は新崎さんとの二面打ち一回のみ。寂しかったが

  お二人とも良き内容。当日暑い中サロン幹事の金納さんにはお世話になり

  本当に有難うございました。先ず画像を。

黒大優勢場面(白必死の殴り込み

   序盤右辺で白失着重なり中央黒頑張りが大成功。この場面白は絶望感でした。

   苦吟し左辺へ殴り込みしたところ。 長南さんの予想にはなかったようです。

   でも形勢損なう対応はせず。わずかですが白が挽回していく。

     左上折衝では黒妥協し薄い右上が最後の勝負所となりました。

     ◆24日の研究会では序盤の次の一手プリント用意。お楽しみに。

黒にちぐはぐ感ある場面

        依然黒優勢ですが多少白に盛り返され意識した長南さんも

        頑張らねばと左上黒1、3。対し白4は柔の態度。続く

        黒5~9は最強手段です。白10、12よりなく最後の戦いへと

        進むはずでしたが黒13の柔。白14に黒15と穏便策。

        右側白16切りに黒17受けは驚き。抜かせたくなかったとの

        気持ちわかるがこの一本は上の黒死活へかなり影響します。

        白18と封鎖しようやく白にチャンス到来!

黒は最強選択で打てた

        左上の黒二子を担ぐ黒1、3頑張りで問題なかった。

        想定は黒7まで。白6で5と封鎖すれば黒4を食らわせ

        生き生きになるが黒悪くない。これが石の流れでした。

        ◆あまりに優勢な碁だったので紛らわしいことを避け

        安全にと勝利を意識した気持ちわかります。

一子捨捨てなら安全でした

        右辺黒一団は手抜きしても生きなので白△切りは無視し

        黒1と上を守れば安全でした。白2抜きなら黒3まで。

出題図:黒番シノギは?

       いよいよ勝負所場面。封鎖された黒▲のシノギはどうなりますか。  

実戦シノギ手は最善手かも。

       本局一番の長考だったと思います。放たれたのは黒1。

       打たれた瞬間良い手と映りました。でもまさか無条件生きは

       ないだろう、あったら困るがその時点での私の心境。続いて

実戦進行・完璧生き

        白2が敗着。黒3~9まで完璧生きとなり黒の勝利決定。

        ノビ白2は石の形ですが安易。最強手は・・・

コスミツケが最強

       白2とコスミツケるべき。もし実戦と同じく黒3~9なら

       白10ハサミツケが必殺手。11と12の点が見合いで簡単には

       眼形出来ません。この図なら白逆転の可能性ありました。

       では初手黒1は良くないのか。後日検証すると・・・

何とかシノギありそう

        検討では黒3ノビは白4でシノギ不可となりましたが黒5、

        白6キカシから黒7ノゾキがありそう。変化多く絶対生きか

        100%ではないがイとロを見合い・a含み大丈夫に見えます。

       ◎見事な勝利局。24日研究会で序盤を出題した後に序盤を掲載

       する予定です。来月16日の下じょ会もよろしくお願いします。

       

       追伸:忘れるところでした。金納さんも加わり局後検討した時

       浮かんだ他の有力手がありました。それは実戦手より一路右。 

勝負所では形に拘らないのが大事

         一路右へカド。これでも黒はシノギありに見えます。

          白が中から攻める手を全部クリアーしているかが鍵。

        裂かれ形を気にせず効果・効能が勝負所では大事』