浦安碁会笹田氏二子局

  浦安碁会指導碁残りは笹田氏二子局と宮島氏二子局となりました。あせらず

  じっくりと作成しますのでよろしくお願いします。

  14日(土)研究会、15日(日)下じょ会もよろしくお願いします。

興味深い黒の次の手

        白が右辺からケイマしたところ。ここで笹田さんがどこに打つか

        興味深かった。皆さんならどこに打たれますか。

  候補手いろいろ(取りあえずA~Gまで)

        構想を練るのはとても楽しい。ちなみに私の第一希望は黒F。

        手抜きしてもきつい攻めは無いとの判断。でも相手が自分より

        二子強いと考えると厳しい手が大丈夫か検討しないと怖いです。

実戦:ボウシからツケを選択

       黒10ボウシでした。二間受けは迫力無いので白11ケイマ

       受けだが型通り黒12ツケ。対し普通は・・・

普通図:黒安心白物足りない感じ

        白1ハネです。黒2切り違いから形整える予定でしょう。

        黒8まで治まり形となります。白9には黒10、12。これは

        白不満。攻めが終了し右の白×が働いていません。

実戦進行:黒に失点一つ

        白1~5は反発定石。実戦例多いです。以下白17まで一つの

        ワカレだが黒にミスあり。それは白15を利かされたこと。

大事な二線這い

       取る前の黒1這いが肝要でした。白2オサエに黒3が卒ない

       キカシ。実戦との違いは▲を黒aと逃げ出した時の迫力の差。

       ◆これは互先定石です。這いからのノゾキ一本忘れぬように。

ツケコシ好手で先手生き

        実戦白△は打ちたいところでしたが黒1ツケコシが好手でした。

        白2、4よりないけど黒は既に生き。黒5や他の大場へ打てる。

        ロの利き利用の黒aと眼作りbが見合いで完璧安泰。

        ◆この手段逃し後手受けは痛かった。

実戦進行:気迫のハネ

黒の希望図

双方の気合バチバチ

 守り合いなら平和でした

取りきり案有力でした

        検討の結論を伝えます。上辺黒のサバキ・シノギは苦労

        しそうなので黒1と左辺△を完全に取り切る案が有力でした。

        白2分断には取りあえず黒3と消す。

        ◆黒イ・ロ・ハは死滅していません。勝負手残っています。       

捨てたことでコウ味決行し易い

        白1と受けたらコウ立て具合確かめ行けるとみたら黒2、4。

        これはコウでシノギ見た手段。白5に黒6で粘っています。

        仮に白aと妥協しても黒bでコウ。手を抜いてのコウは嬉しい。

        ◆実戦はサバキ求めたがうまくいかず半分ちぎられ左辺も

         白に助け出され形勢は白良しになりました。

黒の好手紹介

       黒番。地合いは白が良くなっています。白△を黒aと取れば

       他のヨセに回ってゲームセットと思っていました。白の弱点

       ×断点は見合いで平気と。ところが・・・

切りは好手

       今見ると当然ですが優勢意識で見えなかった黒1!白2

       アテるよりないが・・・

      

黒先手握り微細局面に

       白4は省きにくく黒先手。うまかった。黒5が大ヨセで中の

       白への狙いも含む。本来白先手だったAも黒に打たれてしまい、

       笹田さんの猛追開始。優勢意識消え懸命にヨセあって最後は

       白3目勝ち。負けると連敗だったので安堵。

       ◎幻の手抜き取りきり案惜しかったですね。来月5日の浦安碁会も

        よろしくお願いします。