その日の指導碁は二局。今度は小林三段との六子局。中盤画像から。
右上に注目。白が二線にオサエこんだところ。ここは大事です。
右下の折衝は合格。右辺白23打ち込みに黒24、26切り違いは
微妙。ただ白一子取り込み安全策とも言える。黒次の一手は？
黒１と切りを一つは打ちたい。白２に黒３と戻します。
以下は想定です。黒７と９が打てたら安心ですね。
もし白１と打たれたら隅の白断点を注目して下さい。
『取りたい石の反対を切る』黒２切リが正解。白３は
止むを得なく黒４で△二子捕獲出来ます。
単に黒１カカエでした。小林さんにしては珍しく弱気。
白２とカケツギされると全部繋がれます。すると二つの
×が白に狙われる。ただ今後の対応正確なら大丈夫です。
★凄く良かった序盤にも触れましょう。
次に黒Ａコスミなら「あっぱれ。」でした。
黒１ノビは重く遅いので減点。一間トビが勝ります。おそらく
相手にワリコミされ取られた辛い経験あったと思いますが。
白２ツケに黒３は堅めの対応で悪くない。白４ブツカリに
黒５切り！突如強気の印象。だがそれを利用され白10、12。
黒が圧されていますね。黒５では中を黒11か黒10と補強し
白を連絡させて十分でした。この柔の判断、難しいですね。
左下黒へ影響しています。黒番でどう打ちますか。なお
黒×オサエは白ａが不気味。もっと良い手あります。
正解は黒１二線ツケ。ＡＢ鉄柱とＣの組み合わせは
特別な場合を除き▲連絡可能な場合多い。
白２ハネ出しなら黒３と切る。捨て石で上連絡との意志で
進めれば黒７まで大丈夫です。蛇足ですが白イ切リは黒ロ。
次に黒×を防ぎ白が何か打てば相手せずに右側黒Ａ・Ｂ・Ｃ
など打ちたい所へ。白ハネ出しは４を先に打つ変化あるので
その対応もしっかり打てますよう経験積まれて下さい。
◎今日の互先対局で勝利。野波さんも勝利され二人とも好調。
11日の研究会も参加と聞きました。よろしくお願いします。
