久喜市指導碁・G氏五子局

   久喜市指導碁に戻りました。G氏は幽玄の間でも受けてくれた方で感謝です。

   手厚さときらりと光る一面が印象に残っています。先ず画像を。 

段違い両ガカリに手抜きは有力

       右下で三々定石進行中。左上は『段違い両ガカリ』と命名

       G氏放置です。互先対局でも手抜きされた経験あるが白から

       どう打つか意外に困ります。後に三々に入るが・・・

令和流から一手省き黒の作戦

        白19は下地流。模様拡大の調子与えたくないとの意図。

        すると黒20!これはG氏の個性で作戦。本手黒Aを省き

        模様拡大調子求めた作戦とみました。

        双方の気持ち表れた瞬間。ここから面白くなりました。

ツケへの対応

        黒2、白3交換はせず単に黒4オシが正しい。それは

        黒aとオサエたとき黒3が生じるから。ここで白5。

        ×を脅かしていますがどう対応するのが良いでしょうか。

        嫌らしい手は反応で強者か弱者かの読み取りに効果的。

屈服は悪い

        黒1だったら強くないなと認識します。白2~6まで

        想定。黒打てないことはないけど『令和流這い』が泣く。

完璧捨て石策、後一歩

       実戦は黒1上ハネ。見た瞬間、志ある方と思いました。

       以下実戦。白10に黒11は手抜きしたいがその前に・・・

大きいオサエ

        黒1オサエ大きかったと思います。ただ白2ヒラキも

        相当な好点ですね。続いて▲動かず黒3と打ち込みし

        右上隅から右辺に賭けて豊かな黒地が見込まれます。

        捨て石策としてはオサエて黒×の顔を立てたかった。

動き出しからのサバキ

        左上白三々は星の黒を焙り出して利得計ろうとの意図。

        黒1は普通ですが白2オシに黒3コスミツケが好手。

        なお黒3で黒ロノビは白ハで重い感じ。白4ハネに・・・

        黒5ハネ返しがさらなる良きサバキ筋でした。負けじと

        白6ハネ(悪手)で対抗。黒×を期待し白イ、黒ロに

        白ハまで「黒×空き三角ですよ。」が主張だったけども

奇麗なサバキ黒成功

       黒11まで楽々と進出。▲見事に奇麗にサバかれました。

       黒3では黒4カカエならさらに良かったでしょう。

       ◎ようやく最後に逆転した一局。お疲れ様でした。

       また幽玄の間での指導碁を。お待ちしています。