28日は午後から浦安碁会あるのですが 9時20分ぎりぎり設定に最強豪Y氏からの
申込み。有難うございます。白中押し勝となったのですが最終局面でひやりと
感じた場面ありました。私の錯覚だったようですが先にお見せします。
白勝ちとヨンでいたが黒1が一瞬見え動揺。攻め合いはコウかと。
ただ白2~10で大丈夫。一手勝ちでした。白8で白9にオサエると
コウになります。また白10で白12オサエは黒ワリコミで負け。
◆この段階では白勝ちが動かないようです。
右下白一間バサミに黒7~13、15切り違いは早治まり定石。
平成で流行し今も人気あります。白16、18は別法もあるが
一つの型。ここで黒25カタが現代手法。目外しへ普通に
カカるより簡明になりやすい。白オシに黒23は軽い。白24が
Y氏の最強主義をくすぐりました。黒25!凄い仕掛けです。
◆局後に白24で厚いノビならどう打たれましたかと伺うと・・・
黒Aか捻った黒2を選ぶか手抜きも検討しますとの返答でした。
私の第一希望は黒Aですが黒1頑張り発想なかなかですね。
白1でかなり地が損だがその代償は黒2踏み込み。この手に
効果ありとの判断はY氏独特。白を攻めて主導権をの意図。
白3連打を見向きせず黒4は気合。白5は形でこの進行は
白打てそうです。次は普通手を予想していました。
黒1で良かった。△動くのは無理なので白2、黒3が相場。
左で儲けているので力関係は少し黒が強そう。なお白イの
ブツカリは黒ロ形で効果ありません。実戦は・・・
白1ブツカリが黒▲へのきつい一発になりました。白aの
ワリコミを見ています。対し黒イなら白ロ、黒ハで二眼で
生きるけど卑屈で駄目。実戦ロハ仕方ないが形崩れ不本意な
進行だったでしょう。一見形の黒×は敗因。
進行した場面。黒1~白6まで中の白厚く満足していたら
黒7ハネ!凄いですね。黒二個を白の対応で活用し
黒▲へ役立てようとの策戦。その意図・目的を探ります。
安易な白1両アタリはあまい。かなり補強なったので
黒4とかさにかかってくるでしょう。
実戦は白1切り。黒2に白3ノビぐらいだったかも。でも
黒4、白5交換で眼形厚くなり黒6と来そう。下辺白7出は
黒眼形なくし白の眼も厚くとの意図だが無視され黒8が好点。
白7は別の手を選ぶけど白3は妥協と考え実戦は最強を選択。
白1~5は本体黒一団楽させないとの最強対応。対し
黒6が最強返し。善悪は別としてやはりY氏だなと嬉しく
感じました。白7は急所。並みの厳しさではないが黒8、
10と緩まない。白11に愚形黒17連絡なら勝負は先になるが
黒12、14分断は勝負手。ここからヨミ合い攻防が始まった
のです。結果的には無理だったようですがもし白が一手でも
ミスしたら即負けとなる。ぎりぎりの勝負でした。
◎お疲れ様でした。次回も白熱勝負を期待しています。