研究会指導碁・島五段四子局

  島五段は研究会の常連。翌日28日浦安碁会あるが参加感謝いたします。

  手厚く打って弱石を攻め勝利という方針はぶれない。結果取れなくても

  地合いで勝つというシナリオを描けると勝率はもっと上がる。先ず画像を。

辛辣・最強の二線攻め

 この手を打たれた時、置き碁のイメージ吹っ飛びました。互先相手に打たれる手。

 島さんは六段に必ずなると確信。白の受け・対応が難しい。

立ち上がり

         ツケノビは「先ず手厚く」との意志。白9、11は黒に断点手を

        かけさせ左辺ワリウチ希望。黒12は黒aカケツギも厚いが

        ノビ切りは島さんらしい。ただ黒14、16は不急。白を固め損。

        続いて左辺ワリウチを上下どちらか詰めれば普通だが黒18ツケ!

『ヒキから詰め』ツケ作戦の基本

       白ハネに力まず黒1ヒキが良かった。白2ツギには黒3と

       ヒラかせたくない。白4は×断点を伺っているが黒5がそれを

       牽制しつつ攻める手。この頑張りは島さんに合っています。

才と鋭さの二線ノゾキ

         左辺黒1はあまく白10のヒラキに回り白満足です。

         右辺で戦いが始まり白22オシに黒23はハネもあるが

         力溜めた好手と見ました。白24スベリに上辺白△配慮し

         黒bと受ければ無難でも今がチャンスと黒25!

これは黒うまい

        ノゾキに白1二線受けは黒2を利かされ辛い。黒良し。 

これも黒好調

        白1三線受けも黒2ノビを利かされる。黒6まで好調です。

実戦:黒順調

                        白1、3と応じたが黒4に白5では欠け目形で冴えない。

        黒6と威張ったノビ切りに白の遁走。黒8根拠ガッチリと

        うまく打っています。隅の白11、13に対して・・・

 

力まない推薦図

        反発せず黒1オサエが良かった。黒7まで涼しい顔。

実戦進行

         黒1。反発精神の表れだ白2突き出しがデカい。黒3が

         省けず白4拡大で×を飲み込みました。黒5は損を取り戻す

         攻めですが下辺ヒラキが大きい。ただ勝負はこれからです。

         ◎二線ノゾキからの立ち回り本当に見事でした。

         研究会・浦安碁会、来月もよろしくお願いします。