幽玄の間V氏定先局

 30日(火)午後の設定にV氏からの申し込み。今回も先ですが内容は相当良かった。

 最後の場面で黒が堅く応じれば盤面8目ほどリードだったようです。画像を。

黒番・普通対応か頑張りか

カミ取り選択のヨセ想定図

実戦:シノギ困難好手あれば別

       黒1とハネたい気持ちわかる。しかし白2カケツギが黒死活を

       睨み厳しい。我慢すれば生きるがかなり辛くなる。黒3は勢い

       だが白4ツギとなり隅で二眼は出来ない姿。黒3は敗着。

       黒5以外の手でシノギ好手あれば別ですが私には見えない。        

序盤

       残念局となったが序盤・中盤を解説します。良い内容でした。

       左辺白22オシに黒23ハネは積極的。静かなノビでも良かった。

ノビで先手も簡明でした

        ノビられたらケイマを予定。白の希望は左下黒一子動くなど

        ちょっかい出してくれること。黒3のように焼きもちを

        焼かず冷静だと困りますね。さて実戦は・・・

白の希望(消しに回り黒悪くない

        黒ハネ、白切りとなったのが実戦。次の予想は黒1でした。

        白4と一つマゲて白6、8は捨て石の筋で黒9と応じ一段落

        地を損した白は思い切り広げる。白10が第一感だが黒11と

        消すのが丁度程良い位置単純な囲い一辺倒は白が大変です                

  実戦は黒23まで黒良し白に疑問手・悪手

        黒23と中をカケられたとき白今一つと感じました。期待の

        白模様は下一帯限定で夢なくはっきり黒良し。白問題手は

        白10、12と二手かけて囲ったこと。悪手は左上白18ブツカリ。

一手の受けで攻めを伺うべき

        大らかな中の黒二間トビに喜んで白×二つかけたがここは

        白1と一手で済ませ中の黒薄み伺うべきでした。実戦と

        同じく黒2なら白も同じく白3と▲を攻める。左下黒aが

        動く味は多少残るけどこの碁のポイントは中の黒強弱でした。

切るべき。実戦と比べ黒難しかった

       鈍い私は。ブログ作成中に気づいたが黒ハネ出しに白1と

       切る一手でした。黒2に白3アテだとV氏どう応じたかな。

       黒4ツギは白5と応じます。続いて黒aなら白bツギで

       実戦とは大差。黒イなら白ロで大変です。黒4では抜きを

       選ぶと思うが白4とアテて力関係大差でした。

白ツケ黒どう打つのが良いか。

        数手進行。中は黒が厚いので白芳しくない進行です。

        上辺白△は一応手筋。しかし良くなかった。黒は・・・

ゆっくりの道・右側白はゆとりあり

        悪いとは言いませんが黒1だと白ホッとする。白6まで

        攻められてもゆとりあります。厳しく攻めたいならば・・・

捨て石増やしが正解・主導権は黒へ

       V氏当然ですが 黒1出を選択。白2、4とシチョウで取られ

       部分的には損ですが反動で黒7アテが厳しい。一方的に

       攻められそうなので白8から中をこじ開けていったが無理筋は

       否めない以下黒23まで黒に余裕ある戦いへ

       ◎白に反省手多かったがV氏の好局でした。先で危なかったことは

       強くなっている証拠で嬉しいけど次回は白の完勝局を目指します。

        お疲れ様でした。