池袋教室指導碁・森永三段一場面

    出題する宿題詰碁をノートに手書きで奇麗に書き写し取り組み

    解かれている森永さん。楽しく上達目指し頑張っています。先ず画像を。    

中央白一子力技で分断したのは感服

        上の黒三子を捨てて白一子を捕獲したのは感心しました。

        石の価値は数とは限りません。中が黒豊かになっています。

        現在下で接触していて黒番。数子ツギで助けたのが実戦。

        取られると白地24目増えて大きいので普通ではあるが中を

        止め捨てて隅を黒地にするのもありました。  

立ち上がり

         左上白9に黒10では黒14ツギが基本定石。ただ実戦の

         黒10、12もあります。白15で一段落と判断し右下へ

         向かったが白17を許すと少々地が損。なので・・・

一つ先手で決めたい

        黒1トビはキカシておくところ。白2は省けません。

        そこで黒3なら文句無し。なお隅手抜きは黒2でアウト。

        黒3では白△に迫る黒Aツメも魅力です。

大事な『一段落の判断

         白1打ち込みに黒5サガリで追い出し攻めも有力でした。

         黒2~白5ツケと進んだときに黒6オサエは賛成です。

         白7と連打されるけど右下方向に黒ケイマが待っています。

         白9に黒10が惜しい。上手の石に必要な理由あるときは

         ついていくのが良いがここは手抜きしたかった。       

白お洒落治まり。黒は狭き感じあり

        辺オサエが定石だが白4までとなると▲が狭き囲いの印象。

先制するチャンス

        ここは強く伝えたい。白イ、黒ロ、白ハ安定形作りました。

        対し回り黒は【既に手厚く心配無し】

        好所へ向かうなら今。黒A活かす黒1打ち込みは如何でしょう。

        白2なら黒3、5と分断し攻勢。上手は策の引き出し多いので

        断然黒良くなるとは限らないが積極さはリード確保に繋がります。

        くどいですが右上黒Bも負けないくらい良いですね。       

コスミ&二段バネは好手

        打ち込みに黒1コスミは好手。白2、4に簡単には

        サバかせないと黒5二段バネは厳しかった。

        前の石▲を活用しています。外へ白は逃げ出すが・・・

石の流れ良し・黒攻勢

        白1、3は進出の筋。白11まで脱出だが右下黒実利は

        相当なもので攻めの効果です。黒12、白13のとき黒14、

        黒16は実戦的で優。攻めの意志強く感じました。

        白21に黒22は積極的ではあるが力まれましたね。普通に

二線でも大急所

        黒1遮断が正解。右の白×は弱石なので楽させたくない。

        白2には黒3タケフが万全形。白4と守るがまだ黒a残る。

        黒5、白6から黒7で十分。白×一団は哀しい放浪の旅。

        ◎吉川三段と切磋琢磨し上達を期待しています。また上手陣

        にも怖い存在になりますよう強い気持ちで頑張って下さい。