池袋教室指導碁・下川五段一場面

    強くなってきた下川さん。実戦対局増えれば腕上がる。先ず画像を。

右辺折衝中・黒リード守れるか

        後半場面・右辺を白にハネられたところ。実戦は分断を選んだが

        隅を受けて先手取る方が勝ったようです。それは右下白がかなり

        丈夫だから。これから大きなヨセ箇所たくさんあります。

        中に白地がどのくらいつくかが勝負ですね。

序盤

        うまく打たれています。黒16に白aなら黒bカタが目に

        見えているので白17を採用。左辺は黒に委ねました。

中へ大ゲイマは如何

         ブログ作成中に浮かんだ手から紹介します。黒1大ゲイマ。

         この手は▲を軽めに中へ進出との意図。白×なら嬉しい。

きびきびと戦う

         白2と戦って来るならば黒3、白4交換で右上白へ

         黒5、白6、黒7と攻め宣言します。以下は想定。

         きびきびと戦い弱石白二つを攻めていく。

  迫り手検証(下川さんが打ちたかった手)

        検討で伺うと黒1が打ちたかった手とのこと。私も

        予想し白2ツケを予定していました。黒3なら白4

        切り違いでサバく。さて黒はどう対応するのが良いか。

        黒Aノビ黒Bアテ二つを検証します。

素直な上ノビ(捕獲大で黒良し)

         黒1上ノビは姿良し。白2アテ黒3アテがわかりやすい。

         白4とポン抜かせるけど黒5サガリが素晴しき一手。白×を

         捕獲した黒地大きい。左下黒9は捨てバネ。白三々牽制です。

アテツギ(味良き黒地で推薦)

         黒1、3アテツギ良さそう。白4に黒5切りと進む。

         白6撤退は仕方ないが黒7遮断で数子捕獲します。

         以下は相場の想定。前図と黒地あまり変わらず味良き

         黒地なのでこちらが少しお勧め。

         なお黒13捨てバネは黒イとロ見合いにし安心得る手です。

ノゾキからツケ』脱出・分断手段

         中盤。上辺を白が放置していたので黒は動くチャンス

         実戦は黒a。白二線連絡を防ぐ意図でなかなかの発想。

         ただ白に中を打たれ黒二線連絡では物足りなかったはず。

         ここは黒1、3の筋が適していました。捨て石利用し

         脱出。白を分断します。忙しくなるが黒打てたと思います。

         ◎今年はさらに腕を磨き三子昇格・六段目指し頑張って下さい。