栗林五段指導碁一場面

 

 なかなかのアテ・オサエ対応

          栗林さんは六子の頃受け重視主義でしたが今は違う。

          戦いを怖がりません。黒16ハネ出しに表れています。

          堅く隅を受けても良いが積極さは形が決まるので良

          白17切りに黒18、白19の後、黒20がなかなかでした。

          黒20で右のオサエだと・・・

分断し打てる。ただしこれからが大事

        黒1は白2、4のとき黒5連絡、白6生きと進む。

        黒7と構えて中の白との戦いに。黒打てるがこれからの

        一手一手が大事です。

隅生きは白×活力失せる

         白1、黒2は実戦。白3なら白7まで隅の黒二子を

         取れる。しかし黒10となり中の白×動く元気なくなります。

        ◆置き碁はなるべく黒を厚くしたくない。この図は却下。

逃げ足早き黒。ただし本道は・・・

       黒1と三子抜いたところ。白は捨て石にし黒を攻める方針。

       しかし先に隅厚い実利与えた代償をどう得ていくか。中の

       黒を白4ボウシで脅かしたが黒5、白6にも黒7と一歩一歩

       着実です。その後ですが黒13まで軽いが少々薄い打ち方。

ノビケイマが本道

        白トビに黒1ノビが良い手。これは競り合いの定石です。

        白2を待って注目は黒3ケイマ。これが躍動の一手なんです。     

        もう弱石とは言わせない。上辺星辺りにハサミとなれば勢力にも

        なる。中央右下、別々の歩みで離れている方が打ち易いですね。       

終盤・左辺白オキへの最善対応は?

        これは検討図。左辺白オキに実戦は辺の黒二子捨てたけど

        中をツグ頑張り可能でした。実戦で必ず役立つ筋なので

        伝えたい。9手までのヨミ。

 連絡の手筋切り捨て石からの一線アテ

        黒1、白2分断のとき黒3切りがヨミ切った手。白4と

        取られるが捨て石。一線アテ黒5が大事』

        白6には黒7。これ以上白は出て行けません。続いて・・・

シボリで先手連絡・(ヨセはおまけ)

        白1と助けて一応は一段落。黒は先手で他へ打てるが

        部分的に黒2、4ハネツギが良いヨセ。一瞬白5が

        怖いけど黒6で今は大丈夫抜きも可白7が最善で

        黒8、白9となりこの部分のヨセ終了。なお白イには

        黒ロの手入れを絶対にお忘れなきように。(;_;)    

    単ハネでも連絡可だがこの場合後手になり損

        ◎お疲れ様でした。上手負けしない内容になり本気で

         打たないと危ない場面もあり内容が楽しくなっています。

         暖かくなった来月もよろしくお願いします。