野口さんは本当に久しぶり。前にダイヤモンド布石見せてくれました。今回は
それ以上のインパクト。画像をご覧下さい。
対し白の初手はどこか。それは・・・次の画像を見て推理して下さい。
指導碁前の長南さんとの対局でも５の五を試みていたようで・・・
白１天元にしました。良いかどうかは不明。対し黒２と
三連星より一路高い五線構えで新鮮さ溢れます。
右下白３カカリに黒４コスミは厚い。星から上コスミに
戻っていますね。思いついて右上白５（４の四）突入。
黒８ハネに白９とハネと進みました。さて黒は・・・
右下白一子放置を咎めたい。黒１堅ツギがお勧めです。
先手取るのが目的で白２ノビに黒３ハサミへ回れます。
実戦黒は上辺を頑張ったので戦いに突入。
黒10、12は強気。ただ白13と分断出来たので天元活躍が
期待出来そうな展開。黒は中へ出ないほうが賢明かも。
白17に黒18で右辺は安心。白19ハサミにどうするか。
上一帯はこのように。早治まり選択良かったと思います。
中の黒二子は献上した形ですが黒Ａの味良き生き。左側
黒Ｂと頑張っています。右下白１に黒２は下辺先着も可。
白７打ちこみに黒８は勇猛だがちと嬉しい。それは厚い
中央白の方向に進んでいるから。白９と誘ったときに・・・
中へ飛ばず黒１、３ツケサガリが適切でした。白10まで
想定例ですが天元▲活躍しません。黒ａも安心。
白６で黒ａを遮断するのは・・・
白１遮断は黒２と切る。白３～７まで必然で黒８まで
×一子と▲二子の振り変わりですが黒満足です。
一気に後半。今右下▲と抜いたところ。ここまで白は
ポイント得ています。ただ黒も踏ん張っている。私は
右辺黒へ勝負手を放ちましたが本当は・・・
反省というかこの図を検討すべきでした。少し黒が厚いと
思うけどヨセは上手の領域。今ならこれを選びたい。
前々から右辺黒構えには白１ノゾキを狙っていました。
右下に白二線へ石が来たので勝負手成立と直感で決行。
白１～５が実戦。黒チャンスだったようです。さて
正解は黒ａか黒ｂか黒ｃか。ヨミ必要です。解答は後で。
黒１堅ツギが正解。働きは攻め合いに強いこと。白２、
４の分断には黒５駄目詰めがヨミ切り。白は三手しか
ないが辺の黒は四手。中の黒はアタリされて怖いけど・・・
白１、３と攻めて来たら黒４切りから黒６アテが大事
白７、黒８となり黒の手数四手なので攻め合い勝ちです。
本来は三子で好勝負の手合いですが時折斬新な自由置石も
楽しいし勉強になる。されたことない方はオリジナルの
自由置石指導碁試してみて下さい。お疲れ様でした。
