教室の次の日は研究会ですが元気に参加の小林さん。指導碁で感心する手が
増えてきたように感じています。本局一番記憶に残る手を画像で。
左下に注目。小林さんは白17、19ツケ二段に対し黒20と
受けることが多い。プロも打つ手ですが白21に黒aと
いつも応じられます。下地『黒22切りを。』と促したが
小林「コウが嫌い。」との返答。その気持ちわかります。
そこで《白23でコウに受けたらどうするか》を伝えます。
白フクラミに黒1と切る。白2とコウにされたら黒3抜き。
白はどこかにコウ立てしますが一例として白4とノゾキそう。
【黒番】コウを解消しますか。それともツギで応じますか?
即、黒1ツギでコウを解消したら天晴と言いたい。白2
出には黒3が軽やか対応です。黒7まで白利得は▲のみ。
左下黒姿は梅鉢好形。白×は全て立ち枯れ石で断然黒良し。
黒1と受けても可。白2コウ取りには黒3とコウを譲る。
白4抜きと喜ぶなら「左様ですか。」と黒5へ先着します。
コウは負けましたが白は左下に拘って遅れる進行です。
次の実戦と比較を。〖勝っても負けても良いから切る〙
右下黒1が素晴しい。盤全体を常に見ていますね。
右上白2に強い態度の黒3。以下攻める姿勢が前面に
表れていています。白18ハネには石の流れに従って・・・
黒1とオサエたかった。白2に黒3と右辺白を封鎖します。
白4には黒5オサエが手厚い本手。白6馬の顔ならば
黒7と消しつつ遠くから攻めを睨む要領です。
右上隅が気になったようで実戦は黒aでしたが白bの
ノビ切りは無言の好手。上に白への応援と右下黒一団
にも迫る手が生じる可能もあり。白bに対し黒二子を
守ったのですが黒1と打ったら柔軟性ありでした。もう
黒▲二子は軽いとの判断。白×切りも無視して良い。
白2囲いなら黒3~7が厚い対応。白8は中の削減。
×と切られたら黒二子取られるけど黒11と打たれたら
六子は手合い違いと伝えます。この考え方参考に。
◎二日連続指導碁と対局。ある意味合宿とも言えますね。
腕上がってきました。これからも頑張って下さい。