♪普通はこの辺で解説終わりですが本局はもう少し伝えたい。

令和二線受けは断点への対応が大事

    右辺で黒×失着(正しくは黒a)がありかなり黒損されました。白1は

    調子に乗っています。対し黒2は本手だが少しぬるく(後の図参照)

    白3~黒8まで決め易くなっています。左上白11、13に手抜きの黒14は

    機敏。白三々に令和黒20まで文句なし。続いてケイマが普通だが白21は

    妖手第二弾。ここで黒が正しく対応すれば勝利がぐっと近くなります。

    

反発定石が有力

    右下は受けずに放置している左上白一団へ先制の一撃を食らわしたい。

    気になるのは白2、4だが黒5ツギでどこに連絡しますかと伺う。白6、8を            

    選びますが黒9で黒を攻めるどころではなく黒aが心配になっています。 

    

左下はあまいが左上に回ったのは機敏

    白12までの実戦は地合いん黒リードだが追いつけそうな感触ありました。

    白2切りに黒3ブツカリは普通だがハサミツケが最適だったようです。

           

ハサミツケ一例

    白2切りに黒3ハサミツケが最善でした。白4、6には四子取りに行かず

    黒7、9出切りから黒11とこちらで得します。白12逃げに黒13カタが

    名調子。白一子と四子助けるのは至難。(下辺右に本当は黒カカエが

    あります)

    『令和二線受けに切られたときはハサミツケ』を第一候補でご検討を。