ドライな決めと魅力ある調和手のバランス

    黒1、3は露骨な決めに見えたが黒5サシコミに味わいを感じた模様。

   白6受けなら黒7、白8キカシでここに半眼残ります。ここで打たれたの

   黒9!浮かばない発想でしたが位を保つが目的。この手、評価したい。

   ただし白10マゲがきつく見えます。以下封鎖し黒19と屈服させて悪かろう

   はず無しと信じていました。Y氏は白を重くし黒17叩きも打てたし黒19で

   白一団の眼も薄くしている、白は重いと判断。得失微妙ですが互角か。

 

巧みなキカシからの整い

    ここが驚きであり感服した場面。右の黒数子薄いよと迫ったときに

    先ず黒1カド。白2は普通受け。そこで黒3とオシて来たのです。

    白3で重く感心しない手見えますが黒4ハネが好手。白5と受けに

    なれば黒6で十分キカシています。白6で地は損だがフクラミだったかも

    しれない(二線はねつぎ利かされるが)

    ■黒Aから前の黒Bへのやんわりの繋がりと右下黒C存在で間接的ですが

    白△が弱くされている感じを受けました。やはりY氏只者ではない。