浅井六段三子局序盤

  浅井さんとの三子局はまだ5局目くらいでしょうか。八重洲囲碁センターや

  本郷三丁目に特訓教室があった頃に五子・四子指導碁をたくさん受けて頂き

  ました。その時多用されたのが一間高バサミ。受ける方で間違いなく一番多く

  打たれていたと思います。

  ◆本局それがぴったりの場面出現します。では開始。

洗練された序盤。文句なしの素晴らしさ。

    三子局は未だ日が浅いので少しずつ打ち方がわかっていけばと思って

    いたのですが驚きました。黒22まで完璧に近い。解説します。 

    先ず白1、3に黒4三々。これは令和の考え方。地に辛く白ヒラキは

    あまいと主張しています。私が期待したのは(次図参照)でした。

    白15まで厚く打ったときに黒16カタがタイムリー!白模様限定\し

    手厚い姿を得て十分。逆のカタより明るい。(最後の図参照)

    ●左上白13カカリに対し・・・次回

白の虫が良い図

    黒1を予想し白2の予定し白6まで期待。黒3でもちろん工夫しますね。

削減目的の内側カタは厚さ今一つ

    局後「黒1はどうでしたか。」との質問ありました。白2~6と対応

    したと思います。黒7逃げなら無難だが白8と受けられると黒数子は

    浮いた存在。△が睨んでいます。黒7で私なら右辺オサエ込みますが

    互先の手合いでないと白8ボウシで攻められ怖そう。