池袋教室・野村六段格四子卒業局

       二面打ちで行った野村六段格との四子指導碁。本局内容から

       鑑み晴れて三子へと昇格になりました。

堂々たる立ち上がり

       白19を無視し黒20トビは王者の風格。白21に黒22も然り。

互先定石後の二線には?

       左下は昭和で多く打たれた互先定石でほぼ互角。黒18は

       勢力の要点として逃していけないと教わりました。

       白19スベリと早速嫌らしい手。対し・・・

無難だがぬるい

        黒1と受ける方が多い。ただ白2と戻られ後に白イ、

        黒ロ、白ハで減らす手が残りあまい感じ。要点マゲも

        重複した感じになります。受けるならば・・・       

ブツカリなら凛とした形

       先ず黒1コスミツケを決め黒3ブツカリが石張った手。

       白4は仕方なく黒5とオサエます。白6に一着必要。

       手抜きもあるが仮に黒7でも凛とした黒地で大きい。

力溜めて腕力出してきた黒

       右下黒4は野村さんらしい力溜めた手。左上白を攻める

       黒6~10も厳しく好調。ただ白11に惑わされたかな。

        白13とされ上辺隙ある形です。そこを受けるのは不満と

       黒14ボウシから黒16はなかなか。白17に黒18は珍しい

       譲歩。白19、黒20凹みで白少しポイント。

       左側白21に黒28までの対応は力強く嬉しく感じました。

       黒22で大人しく左上守るのもあるけど三子になる方ならば

       戦った勝利目指してもらいたい。

左上最強の打ち方①

        左上怪しげな白の手への良き対応を。先ず黒1、3。

        白4、6で形を作りますが・・・

黒厚く白心細い姿②

       普通に黒1抜き、黒3梅鉢で良い。白4までサバいた顔を

       するけど実戦の黒5ケイマで攻める。白は一眼も無くなり

       心細い。これは野村さん好みですね。

       最後に私がきついパンチ喰らった終盤事件簿をお見せします。    

平穏な左下、白先で事件勃発

白オサエ二つ悪手・黒ハネ出し好手

       終盤でした。左下どうヨセようかと。白1とオサエたが

       黒2ハネが好手。局後に野村さんから「狙っていました。」

       との感想。私は何も気づかず白3、黒4を決め予定の白5へ。

       すると間髪入れず黒6ハネ出し!「う~ん。」唸った瞬間。

       白1は悪手。白3、5は大悪手。その罪は重かったった。

泣く泣くの実戦

       白1~黒8まで実戦。ひどいですね。左辺まで影響あります。

       白追いつけそうな場面だったのでガックリ。変化ですが

三子救出は無理

       白3ツギは黒4で隅取られ。前の白×、黒×が仇。

       黒勝勢ですが気を取り直しヨセを打ちました。すると黒は

       あまりの利得に震えて一手パスに近い安全手が出ました。

       懸命にヨセてみたら結果は白数目勝ちとなりました。

       ◎九分九厘勝ちだったので惜敗局。内容から六段三子と認定

       しました。これから頑張って下さい。では10日の教室で。