栗林五段が誕生しました。9月24日の研究会指導碁で中押し勝ち。
先月に続き二連勝。前回はコウで勝利を手繰り寄せたが本局は
地合い黒が足りなくなっている場面で白一団の眼形を攻めて
見事『黒先コウ』に。コウ代わりで大利を納めての勝利でした。
打たれたのは黒1の一線ケイマ。最善の攻めでした。小ザルとも
言いますがこれで二眼すんなり出来ないのです。
◆先に大ザルではどうしてうまくいかないか示します。
黒1大ゲイマ(大ザル)には白2、黒3と決め白4(3の右)捨て石が
シノギ筋。黒5取りにビシッと白6ツケが良い手。ここで黒撤退すれば
生き。黒7アテならば白8。続いて黒イに白ロでコウではなく尻尾の
追い落としは必至で白生きとなります。なお白8は白ロも可。