白2とツケたら正着黒3ヒキ。白イのツギは死になので白4は必然。
続いて黒5とアテられ困った。白イのツギは狭められ二眼ないのです。
また白×とアテ返すのも黒イと取られて二眼出来ません。
※よって白ロとコウに受けるよりなくなったのが実戦で・・・
白1受けに黒2(a)コウ取り。栗林さんの碁は手厚いので白からの
コウ立てが少ない。左下白3は利きます。黒4受けに白5コウ取り。
右下黒6が良きコウ立て。白8と受けたら後二回あります。
「え~い。」とコウを解消。黒8を許したが右下で得た黒の利得は
白地5目も加算して合計24目。この後ヨセたが追いつけませんでした。
双方最善を尽くしてコウになったのが実戦ですがコウではダメなので
余程白1ツギを選ぼうかとも思いました。黒が間違えれば生きます。
ただ死活基本の『狭めて中へ』に沿った黒2,白3オサエなら黒4が
最善で中手の白死。白3で白6の変化が難しいので次に。
白1は手強い受けなので攻め要注意。黒2と狭めるのが正しい。白3と
広げたらここで黒4と中を打ちます。白5は先手ですが黒6と受け平気。
白7の二子アテは死活では先手にならないので黒8と中手にします。
白イ取りは黒ロのウチカキまで。
◆補足図1、2まで栗林さんがヨミ切っていた(六段あり)とは思えま
せんが真摯に攻める姿勢に私も最善手で応じた結果でした。
◎おめでとうございます。四段の方が五子で初勝利され続いて連勝は記憶
ありません。内容は二局ともコウが関係しています。聞くと最近詰碁や
死活の棋書をたくさん購入し取り組んでいるとのこと。効果覿面でしたね。
別の大きな教室での実戦対局と下地会での研修、もしかして指導碁も相当
力つけた要因の一つだったかも。(そう願いたい)
・35年以上前の二子玉川駅駅近くに玉川棋苑という碁会所がありました。
10人入れるかの小規模でしたが皆さん熱気と上達志向凄くプロになって
間もない下地(二段・22歳くらい)は縁あって指導に呼ばれました。今は
亡き平野さん、現会員の西木さん、岩田さん、池本さんも玉川棋苑常連。
栗林さんはそこで揉まれて温泉三段となり(囲碁セミナーであまく獲得)
下地会に入会して頂きました。大病されて囲碁から遠ざかり・・・
再開した時は棋力初段くらいに。それでも奮起し一所懸命精進されて今年
強い四段と私が認定。でもまさか連勝するとは思いもよらなかったです。
♪ お疲れ様でした。これからは★★★五段目指して頑張って下さい。