一見静かで温厚なイメージある四子の方でしたが燃える炎を感じる場面
ありました。左上大きな黒地がずっと圧力かかり余裕なかった一局。
黒26まで手順追って下さい。右上の黒は封鎖され辛そうに見えます。
ただ左上。何手も黒に打たれ白一子動けません。ここで黒はかなり
得しているので悲しくない。むしろ簡明と言えます。
厚みを活かすために白23、25と模様大きいよと主張。黒の打ち込みを
希望しています。すると黒26様子見。これは互先手。白ツギならば
これは想像ですが白1なら黒2と消したと思います。踏み込まれると
心配なので白3くらい。そこで黒4二間が軽い。不満だったので・・・
白1と反発。黒きりなら勝負、右辺入るなら襲い掛かる予定でした。
すると黒2逃げ。弱気な態度に見え白3と囲い攻めを選択。しかし
黒4からさらさら黒10まで逃げ足早い。懸命だったと思います。
右辺は黒aが心配だが守るのも調子悪いので白5と迫りました。
外へ進出も可能だが黒1~5の早治まりもありました。心配な石は中の
黒一カ所だけ。下辺白が地にすれば左辺を黒地にします。実戦は次回。