冨士原さんも下じょ会立ち上げ時に受けられました。浦安碁会にも参加
されたことあり熱心。ごせんリーグでも最多対局数二位とのこと。
四子で三局ほど打った感触では厚い碁だけど力出して良い場面での積極さ
足りないイメージ。数目勝負あったけどまだ黒の勝利はない。
幹事の金納さんから「頑張り強くなっているから三子で教わったら。」と
あり冨士原さんは躊躇。そこで三子コミを提案。5か6か、7目でと私が
決めて開始です。◆さて結果ですが・・・それは最後に。
よって初の三子局。一気に黒34手まで掲載しましたが見ての通り堂々
とした立派な序盤です。初手から解説しますが白のほうに問題が見える。
それは白19二線ツギが右下黒への眼形に影響していないこと。
黒2大ゲイマガカリに白3ハサミは珍しい部類だが私は指導碁で多用
しています。白13も一路上が普通。右上隅に白が無いので重いかも。
ここは分岐点。冨士原さんは積極策を採用されました。
あっさり黒1もありました。白2が急所で外に出にくくなるけども
【治まっているので出る必要なし】と考えます。
黒3と大場を打ち涼しい顔を。イとロが見合いで右下は平気です。
黒1で白2を強要し黒3、5。白を攻める宣言で積極的です。白6は
間接的に黒10を防ぎつつ黒の眼形具合を伺う手だが良かったかは疑問。
黒7~9と一度決めた方針がぶれません。四子のときのイメージと違う。
白トビで逃げたときに右下黒動かず右上黒1という柔の手もありました。
白2封鎖には黒3と左下を打ちます。もちろん右下の安泰ヨミ切りが条件。
白4には黒5サガリが絶対。白二子連絡不可ですね。黒5で二子のダメを
詰めると危険になります。この図味良いと見れない方は採用されぬように。