池袋教室の正式名は『下地囲碁教室』元は入門初級教室で38年前。25級~7級に
なると卒業のシステムでした。全盛時は30名超えていましたが月曜日が準手合日と
なり隔週となる際に中級~有段へと変化。現在は二段~六段格ですが数名。増えて欲
しいと願っているが好手・妙手が見つからない状態です。
一日見学も可能なので興味ある方、愉しく強くなりたい方はどうぞいらして下さい。
◆高橋六段格の希望で下川五段との互先局。一場面を解説します。先ず画像から。
黒がそれほど目立つ疑問手を打っていないように見えるけどいつの間にか
高橋さん得意の地に辛ペース。本局中央ポン抜きしているので下川さんの
持ち味が発揮しにくい碁形。ここまでの内容を振り返り解説します。
後で検討したので覚えているつもりでしたが少し手順違うところが
あるかも(白16と白18どちらが先か)違っていたらすみません。
白28トビまで掲載。白の左辺四線での地の増え方が理想的。黒は右上
ですが三々が残り地として今一つ。上の力関係は現時点ではほぼ互角。
◆双方の着手の優劣判断とその簡単な理由を下記に示します。
【良いなと感じた手】白6(目新しい)黒11(新工夫)白12(当然)
黒13(形)白14(追及手)
《疑問に見える手》白18(無視される)黒19(利かされ)
白這いに黒1ノビなら至って普通でした。高橋さんは白2とトブ予定
だったそうです。ならば黒3ツメで実戦より黒打ちやすいのは明白。
下川さんの感想で白三本なので三々ツケが無くなる。それでノビに
不満あったと伺いました。高級な感想。なので工夫されたのですね。
黒1ノビに私だと黒ハサミを避ける白2カカリを検討します。只受けずに
黒3オサエ込みが先手。白4は省けない。ここで黒5シマリで左辺大きいと
主張して来るでしょう。常識的には黒良しか。でも白A両ガカリや白Bの
じっくりでも道中は長い感じもある。まぁこれは黒を持つ方が多数でしょう。