右辺は一子利用され白満足なワカレに。気分良くし白１とカカったら
ビシッと黒２。白３ハネに黒４切り違いです。これは好手段。
白△が厚く強いので黒×を動いて欲しいが白１の意図で目的。それを
看破し挫くのが黒の切り違い手段。
一番地に辛い対応の白１～13定石を選択。ただ黒14と二目にして
捨てられこれからが大変だなと感じていました。白15のときに・・・
黒１と上辺を引き締めるのが良かった。確定地でなく模様だけど
×切りを見て黒（イ・ロ・ハ）の利き筋があります。白はそれを
気にしながら削減しなくてはならない。優勢継続だったでしょう。
実戦は気合なのか左辺白地削減へ向かわれました。局後にＫ氏も
「やり過ぎでした。」との感想。シメシメと利用し見ての通り
全体黒を脅かす雰囲気に。白△に黒Ａ我満なら道中まだ長い。
実戦は白の攻めも見て頑張りの黒イだが白ロ、黒ハ、白二、黒ホで
白Ａ急所を喰らい苦しくなりました。それでも生きはあるけど拒否し
白を分断し勝負を挑む。結果はうまくいかず残念局となりました。
◆もし私が勝負を挑むならどう打つかを最後に伝えます。
成功するかは不明ですが黒１と打ちます。△への反撃を見て。
白２アテに黒３とノビてどうするか伺う。白４は強硬策だが黒５切りで
捨て石にして黒９まで見事脱出です。
こうなると分断された白が心配する番。アテコミ大成功ですね。
白４と外からオサエれば穏やか。ただ黒５カカエで生きは確定。
外の白は×二つの補強に悩むはず。これは満足して良いでしょう。
黒１アテコミに白２が最強。もちろん黒３で宣戦布告。先行きは
不明だがたとえ負けても堂々。Ｋ氏なら同意してくれると信じます。
◎お疲れ様でした。魅力ある個性棋風を次局も期待。
