今月は事情で残念ながら浦安碁会はありません。来月よろしくお願いします。
さて先月の指導碁から少しほっこり、互先対局から「おおっ。」という場面を
お見せします。深い解説は無しで軽めの感想程度で。先ず山崎さんから。
山崎四段四子局中盤。盤面見て何か感じませんか。私は一人くすっとしました。
明日8日夜に皆既日食が見られるそうですね。特別な条件と満月のときとのこと。
半月はハーフムーンですが盤の右中央にハーフハートが出現しています。
山崎さん側からは違う形、もしかしてハーフクローバーかも。検証します。
これは無理やりこじつけですが半分ちぎれたクローバーに見えないことも (-_-;)
▲は普通安定した姿と判断します。白が外から狭めても8~10目は
あると見たい。そこへ私が放ったのは・・・
白1オキを打ちました。山崎さんは初見だったようです。六段以上は
ご存知だと思いますが『二線オキは捨て石にして外勢を得る目的』で
採用することあります。黒を分断する目的ではないのです。
応手は堅い黒イか実利のイ黒ロの2通り。先ず黒イから。
黒2は取りたくないとの意志。白4までかすられるけど眼形大丈夫
なら採用可。黒5で平気。黒aでも心配なさそう。悪くない図。
普通は黒2です。白3、5に黒6ダメ詰めで白二子取れる。黒10まで
黒地は厚い8目確定。黒10で黒aはこの碁形だと白bとなり白×を
自然に繋がれ感じ悪い。中の白地は大きく見えないので黒満足です。
実戦はダメ詰めずに黒1ノビでした。良い場合もあるけどこの配置では
白2(3の右)から二子を連絡されます。黒5、7で手厚ければ良いが
「まだ生きていないよ。」と白10、12と寄りつかれる進行に。生きは
ありますが嫌な鬱な進行。
オキは模様形成するときに凄く活躍することあり。実戦で試し経験し
使いこなせれると一段違って来ます。では12日研究会、26日研究会で。