K氏も本当に久しぶりで嬉しく感謝です。打ちながら気合一番の五子の方だと
思い出していました。相手が上手でも思い通りにはさせないという反骨精神と
自分の信じた手を躊躇なく打つ思い切り良さが魅力。対し本当はじっくり
ヨンで打つべきかもしれないが私も気合重視で対抗。振り返ってみます。
黒2ハサミは愛用か。前も打たれた記憶あり。白3が珍しいが定石通り
進行し次の予想は重厚黒Aノビ、味良しの黒B抜き。黒CやDの三連星
かなと予想していたのですが・・・百人に一人の手が出ました。
考慮だろうと珈琲準備しに向かおうとしたら石音。黒1ツケでした。
「その手許さぬ。」と白aが第一感でしたが・・・
黒1(△)に気合は白2ハネだが黒3が筋。勢い白4~黒7と
進むでしょう。ポン抜は得られるが隅は取られ。自重しました。
黒9マガリは石が張った豪。白10ハサミに黒11ツメも豪。白14に
黒15は柔。天元▲存在するので豪の黒Aでも良かった。
左上白カカリに黒17、19はK氏オリジナル。お手本に染まっていません。
左上で喧嘩するかと思えば大人漉く地を稼ぎ×断点二つを見ています。
左下白6カカリにノータイムで黒7にはびっくり。でも意図あるのです。
白8にも黒9ともう前例無きい応酬ですね。黒7で普通なら・・・
△には黒1と受ける方が普通です。ただ白2を予定していました。
回りの白△群が何となく天元黒Aを包囲している感じませんか。
Kさんの実戦ハザマはこの図否との主張・叫びです。
白1、3は感じ悪いけど打って見ました。冷静に隅を生きられ白は
重い姿です。ただ中の黒も強くないのでこれからが勝負。白は右下を
脅かしたが黒22と脅し返し。白23は気合。ここで右上を受けたけど
右下受けずに黒1あったでしょう。気合は白2だが黒3も気合。
黒×一団と白△一団の振り変わりになっていたかも。
●双方の利益は同じくらいで良い勝負に見えます。Kさん如何でしょう。
終盤右上隅を白はかなりの時間放置しました。黒から打てば手がどのような
手段があったか伝え終了します。黒先でコウになります。
初手は黒1で2の一の凹み筋です。白2は絶対なので黒3とハネます。
白4には黒5トビが好手。白6、8よりなく本コウ。白4で変化ありますが
それも本コウになります。碁研究下さい。
◎お疲れ様でした。気風良き碁は愉しい、またよろしくお願いします。