24日（火）のＫ氏三子局。
最終場面でのハサミツケ手段攻防からお見せします。
黒１ハサミツケどうなるか。白サガリは無理が第一感
ですが意外に難しい。その変化を検証してみます。
キリが無い場合は黒３ノビを先ず考えたい。白４ツギは
必然で黒５突き出しに白６も最強。ここで直ぐ黒×切りは
攻め合い負け。黒７トビが好手です。白８は策手ですが
妥協せずに・・・ここからがヨミ勝負です。
黒１、白２のとき一子取ると危ない。黒３這いが冷静。
黒を見ず白四子を先に見つめると打てる。白イツギが最強だが
その図は後の図に。白４で白ロサガリは黒イで不可。
実戦は白４からシボリを選び・・・
黒１抜き、白２アテ、黒３ツギとなる。ここで時間
終了となったのは残念でした。この後どうなったかを
図で伝えます。白４ツギに黒５連絡してハサミツケは
取りあえず成功ですが黒にはおまけがあります。それは
上の方です。白手抜きすると黒６、白ａ、黒×分断手段で
右の白七子取られます。よって白６補強は仕方ないが黒７
～白12までの先手ヨセが堪らなく嬉しいですね。
以上検証結果、ハサミツケは成立するが結論でした。
◆白の最強手、変化図も追加しましょう。
シボリより白１単ツギが難しい意味あり。黒２抜きに白３
ハネ出しで攻めて来る。強く黒４と切り白５に黒６が冷静。
白７連絡で隅を稼がれたがお返しあり。黒８分断です。
白×を捕獲し満足ですね。白９攻めには堅く黒10、12と応じ
黒一団は平気。なお実戦盤面には▲黒石もあったので心配なし。
はっきりした疑問手を指摘します。先ず左下黒32。
右下黒38。右上黒42。白37は隅の守りで大事な手だが
黒38と相手する理由はない。大所へ打つチャンスで・・・
右下白守りには一番離れた箇所、黒１シマリが最大。
仮に白２なら黒３とこちらで相手したい。しつこい
白４なら黒５とさらに先行。白６は「黒７で別に～」と。
左上を黒に二手打たれたら後からの白削減は大変になります。
◆左上切り違いへの簡明お勧め手法は画像のみ下記で示し終了とします 。
